番外編~中国遼寧省瀋陽市・酸味の強い餡が最高の焼餅『遼寧賓館メインダイニング』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、中国遼寧省瀋陽市の『遼寧賓館メインダイニング』です。

 

 

瀋陽市は遼寧省の省都

都市部人口約625万人

東北地方最大級の都市です

 

日本占領時代は

『奉天』と呼ばれ

東三省経済の中心地でした

 

毛沢東の巨大な像が立つ

市中心部の中山広場付近には

旧満州国時代の建物が多く残っています

 

 

広大な中山広場の一角で

近代的なビルに囲まれ

異彩を放っているのが『遼寧賓館』です

 

 

日本占領時代は

南満州鉄道が経営していた

『奉天ヤマトホテル』でした

 

 

ホテル内へは

日本ではほとんど見なくなった

木製の回転扉で入ります

 

 

シャンデリアが吊られたロビーは

ルネサンス様式が取り入れられ

シックな雰囲気が醸し出されています

 

 

ロビーの一角に掲げられた往時の写真

モダニズムの最先端だったことが

はっきりと見てとれます

 

 

同じアングルで

現在の状態を見ますと

ほとんど変わっていません

 

今回ご紹介するメインダイニングは

正面アーチの先

カーテンをくぐったところにあります

 

 

さほど広くはありませんが

昔日の繁栄を物語る

レトロモダンな客席です

 

13時を回っていたため

ほぼ貸し切り状態

ゆっくりと食事できました

 

 

店内奥にはステージがあり

赤い絨毯が敷かれた

花道があります

 

奉天ヤマトホテル時代は

李香蘭(後の山口淑子参議議員)も

よくステージで歌ったそうです

 

 

まずはビール

青島の小瓶12元(約200円)

さすがホテル高いですね

 

 

頂いたのは

『炸丸子』

38元(約650円)

 

価格が変動していることもあります

 

 

肉団子を揚げたものが13個

衣がついていないメンチカツ

そんな感じの食感です

 

肉はジューシー

程よい塩味と生姜のアクセントで

とても美味・・・ソースは不要です

 

 

酸菜餡餡餅

1枚8元(約140円)

1枚のつもりが4枚も出てきました

 

油で炒め焼きした

焼餅(シャオピン)

4枚は多いのでは・・・

 

 

豚肉と葱、酢漬けのキャベツを

炒めた餡が

ぎっしり詰まっています

 

 

外はカリカリ

中がしっとり

とてもレベルの高い焼餅です

 

 

かなり酸味が強い餡ですが

それがビールに合い

2本目を注文してしまいました

 

 

肉団子13個に焼餅4枚

絶対に残ってしまうと思ったのですが

あっさりと完食

 

美味しかった!好吃!

お腹いっぱい

大満足のランチでした

 

ごちそうさまでした

 

遼寧賓館

中華人民共和国遼寧省瀋陽市和平区中山ロ97号

86-24-23839166

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、北海道函館市です。