ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、東京都中央区日本橋浜町の蕎麦処『招福庵』です。
最寄駅は
都営地下鉄新宿線
『浜町』
駅から徒歩３分
『清州橋通り』に面した
７０年の歴史を有する蕎麦処です
老舗というよりは
昔ながらの
町に根付いた蕎麦屋
ご家族で切り盛りされているようで
アットホームな雰囲気と
フレンドリーな店の方がとても素敵です
浜町という粋な土地柄ですが
ご主人もかなり粋な方のようで
ユニークなメニューがあります
『カレーライスそば』
カレーライスでも
カレー南蛮でもありません
ライスも蕎麦もというお客さんのために
カレールー、ライス、蕎麦を
一皿に盛ってしまったとのこと
アイデアは面白いと思いますが
何となく味が想像でき
食指は動きませんでした
初めての蕎麦屋では『もり』
そう決めているのですが
不思議なメニューに目が行ってしまいました
『胡麻バナナせいろ』
胡麻＋バナナ＋せいろ＝？
足し算ができません
胡麻とバナナを練りこんだ蕎麦？
胡麻バナナジュースを付けて手繰る？
いくら考えても解を得られません
物見高いは江戸の常
考え悩んでも仕方ないので
注文してみました
『胡麻バナナせいろ』税込み８５０円
胡麻が掛かったバナナと冷たい蕎麦
まんまやん！・・・なぜか似非関西弁に
価格が変動していることもあります
カットしたバナナに
ゴマの粉末が掛かっています
・・・デザート？
『せいろ』と書いてありましたが
皿に盛られた冷たい蕎麦
結構なボリュームです
盛り切りの蕎麦つゆ
さすが下町
かなり濃い目に見えます
薬味は
オーソドックスに
刻み葱とワサビ
まずは
蕎麦つゆもつけず
そのままで蕎麦を頂きます
二八ですが
腰もあり香りも高い
上質の蕎麦です
さてここで困り果てました
胡麻バナナをどう処理していいのか
全く分かりません
聞くは一時の恥
聞かぬは一生の恥
先人の教えを守りましょう
女将さんのお伺いしたところ
バナナ数切れを蕎麦つゆに入れ
召し上がってくださいとのこと
絶対ミスマッチと思ったのですが
恐る恐る頂きました
・・・これアリです
しかし蕎麦はどうする？
女将さん曰く
蕎麦とバナナを一緒に手繰れと・・・
嘘でしょ！
ありえない！
せっかくの蕎麦が台無しでしょ！
と思いつつ
根が素直なもので（？）
仰せの通りに
あれ？
これもアリだわ！
美味い！
余りの驚きで
上手く言葉にできませんが
美味しいです
バナナの甘さと粘り気
胡麻の風味
蕎麦つゆの出汁と塩気
三位一体となって
蕎麦の美味さを引き出しています
絶句！Ａｍａｚｉｎｇ！
蕎麦がなくなった頃に
『蕎麦湯』ですと
蕎麦猪口が出されました
噓でしょ・・・何度もしつこいですが
これ白湯じゃないですか
蕎麦湯じゃないでしょ
心の中でそう叫びながら一口
信じられない・・・
正真正銘の蕎麦湯です
ゴマの香りが付いた蕎麦つゆに
不思議な蕎麦湯を加え
美味しく頂きました
とにかく
驚きの連続で
頭が混乱するひと時でした
蕎麦と言うには少々抵抗ありますが
全く異なる食べ物として捉えると
美味しい逸品です
ごちそうさまでした
東京都中央区日本橋浜町２－１７－６
０３－３６６６－５９４５
11:15頃 - 16:00頃 （売切れ仕舞い）
日曜日休み
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都足立区北千住です。