スピンオフ編~東京都千代田区神田・ビルの谷間に昭和が残る町/第二話『神田司町』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、2月4日にアップした記事の続きで東京都千代田区神田散策第二話『神田司町』です。

 

 

先日は

『神田多町』をご紹介しましたが

今日はその隣の『神田司町』を歩いてみます。

 

まずは神田多町の北端を左折し

一本裏の通称『千代田小通り』を南下します。

 

100mほど歩くと

右側にこんな光景が現れます。

 

 

つい入り込んでしまいました

失われつつある路地裏

懐かしさに涙が出ます。

 

 

10mほど進み

通称『一八通り』を右折すると

すぐ左側に空き地が・・・・。

 

奥の方に祠にようなものが見えます

・・・小さな神社のようです。

 

 

『真徳稲荷神社』

掲げられた縁起によれば

『神田明神』の鎮座と同時期の創建とのこと。

 

神田明神・・・正式名称『神田神社』は

730(天平2)年の創建と言われていますので

1300年近い歴史を有していることになりますね。

 

現在の社殿は

第二次世界大戦後のもののようです。

 

 

参拝の後

再び一八通りに戻り

千代田小通りの一本西の小道を

北に向かいます。

 

右側に現れるのが

木造二階建ての家屋

『秀美堂製本所』。

 

 

築年は不明ですが

この感じですと

昭和初期ではないかと思います。

 

 

更に進むと丁字路になり

四連のギャンブレル屋根が見えます。

 

2軒とも

1929(昭和4)年竣工の建物を残し

外壁をリニューアルしたものです。

 

 

千代田区の公的な文書でも

『マンサード屋根』の家と記されていますが

似て非なるもので

この屋根の様式はギャンブレルです。

 

両者の違いは

こちらのウィキをご参照ください。

 

 

丁字路を左折し

『外堀通り』を横断します。

 

この通りが

一丁目と二丁目の境界と思いきや

渡っても二丁目なのです。

 

神田司町も

先日ご紹介した神田多町と同様の理由で

一丁目がなく二丁目だけなのです。

 

 

外堀通りを横断し

一本目の通りを左折すると

右側に看板建築の店が見えます。

 

『みますや』

1905(明治38)年創業で

東京で一番古い居酒屋と言われています。

 

創業当時の建物は

1923(大正12)年の関東大震災で焼失し

現在の建物は震災後に建てられたものですが

それでも築100年近くになります。

 

 

風情ある縄暖簾が

東京最古の居酒屋の

貫禄を醸し出しています。

 

 

これ何だかお分かりになりますか?

 

換気扇の排気孔カバーです

粋ですね!

 

 

海外の友人が来ると

よく連れて行きます。

 

ちょっとディープな雰囲気に

最初は戸惑いますが

とても喜んでくれます。

 

 

再び外堀通りに出て

神田須田町に向かいます。

 

この続きは後日改めて。

 

第一話『神田多町』

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都墨田区京島です。