スピンオフ編~東京都大田区西馬込・創建や由来が不明の謎に包まれた『湯殿神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都大田区西馬込の『湯殿神社』です。

 

 

最寄駅は

都営地下鉄浅草線の終点

『西馬込』。

 

東京で生まれ育ち

東京以外に住んだことがない私ですが

実は西馬込は初上陸。

 

 

駅から徒歩5分

住宅街に突如現れる小径が

湯殿神社の参道です。

 

 

実は

この日目指していたのは

『大田区立郷土博物館』。

 

しかし

何とリニューアルのため

3月末まで閉館。

 

 

気を取り直し

近くをブラブラしていて

偶然見つけたのがこの神社です。

 

 

鳥居の脇には

4体の石仏群があります。

 

向かって右端が

1762(宝暦12)年建立の

青面金剛像。

 

その隣の唐破風笠付の供養塔は

1667(寛文7)年建立で

如意輪観音の座像が彫られています。

 

地蔵尊2体は

年代不詳です。

 

 

中央で割れた扁額

歴史を感じます。

 

通常であれば

鳥居の近辺に

縁起が掲げられていますが

こちらには全くありません。

 

 

ご神木は雌雄の銀杏

如何にも霊験がありそうな大木です。

 

 

ご神木の先には

拝殿に続く急な階段が。

 

 

拝殿は

参拝客を拒むがごとく

鉄柵で厳重に囲まれています。

 

 

何故にこのように閉鎖的なのか

興味を抱き調べてみましたが

情報が少なすぎて

全く分かりません。

 

湯殿というと

山形県の出羽三山の一つ

湯殿山が頭に浮かびますが

関係があるのでしょうか?

 

おぼろげに分かったことは

源頼朝の寵臣であった梶原景時が築いた

馬込城がかつてこの辺りにあり

湯殿神社もその一部だったということです。

 

 

剛健な鬼瓦が

山城の一部であったことを

物語っているようです。

 

 

興味深いのは

拝殿を護る狛犬です。

 

 

向かって右側には

口を開いた阿形の

子取りの狛犬が。

 

子取りの狛犬は

吽形で左側にあるのが

一般的なのですが・・・。

 

 

左側には

口を閉じた吽形の

玉取りの獅子が。

 

玉取りの獅子は

一般的には

阿形で右側に置かれています。

 

この様式・配置は

渋谷区の代々木八幡宮と同じです。

 

 

拝殿の奥には本殿が

・・・説明はありませんが

位置的にみてそうだと思います。

 

 

本殿へは

拝殿右脇の坂を上ります。

 

 

こちらも

鉄柵でガードされ

近寄ることはできません。

 

破風なしで

前後非対称の屋根が

とてもユニークで印象的です。

 

 

創建も由来も不明

参拝者を拒むような

謎に包まれた神社ですが

それが故に

霊験あらたかなようにも感じました。

 

湯殿神社

東京都大田区南馬込5-18-7

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都台東区谷中です。