スピンオフ編~東京都渋谷区代々木・800年の歴史を持つ都会のパワースポット『代々木八幡宮』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都渋谷区代々木の『代々木八幡宮』です。

 

 

最寄駅は

小田急『代々木八幡』。

 

 

駅北口から徒歩3分

一の鳥居に至る

階段に到着します。

 

鎌倉時代

二代将軍・源頼家の側近だった

近藤三郎是茂の家来

荒井外記智明が

1212(建暦2)年に小さな祠を建て

鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したのが

始まりとされています。

 

 

一の鳥居をくぐると

表参道が続きます。

 

 

表参道を左に曲がると

二の鳥居が現れます。

 

 

二の鳥居をくぐり抜け

正面の社殿に向かおうとすると

左手に何やら不思議なものが・・・。

 

 

1950(昭和25)年に

境内の発掘調査が行われ

多くの土器や石器とともに

縄文時代の住居跡が発見されました。

 

こちらは

古代住居跡に復元された

竪穴式住居です。

 

以前は中に入れたのですが

コロナの影響でしょうか

立ち入り禁止になっています。

 

 

参道に戻り進むと

社殿の手前に一対の灯籠が。

 

『訣別の碑』と呼ばれ

現在の代々木公園に

陸軍練兵場ができるため

移住させられた住民が

別れを惜しんで訣別の言葉を刻み

奉納した灯籠で

1909(明治42)年の建立です。

 

 

拝殿に向かって左側の灯籠の竿石部分には

『大字代々木深町ハ明治四十年十一月十一日

陸軍練兵場二指定サレタリ、

常ニ一家ノ如クナル温情深キ住民ハ

区々ニ移転スルノ際』と刻まれています。

 

 

右側の灯籠には

『各々其ノ別ルルヲ惜ミ

又字ノ消サラン事ヲ想ヒ

慈ニ燈ヲ納メテ之ヲ記念トス

明治四十ニ年建設 良曠拝書』

と続き住民の土地への愛着が感じられます。

 

 

厳かな雰囲気の社殿

祭神は八幡神。

 

八幡神は武神として崇敬を集めた

誉田別命とも呼ばれ

応神天皇と同一とされています。

 

 

向拝紅梁の彫刻は

鳳凰のようです。


 

社殿を護る狛犬

社殿に向かって右側には

阿形像。

 

決まりはないようですが

私の認識では

阿形像は雄の獅子が多いのですが

こちらは子取りになっているので

雌の犬なのでしょう。

 

 

子取りには

子孫繁栄の意味があるそうです。

 

 

左側の吽形像は

玉取りの雄の獅子。

 

 

玉(まり)には

よく転がるということで

家運隆盛の意味があるそうです。

 

 

社殿の脇には

『出世稲荷神社』があります。

 

 

小さな神社ですが

稲荷神の神使である狐が

大勢で護っています。

 

 

夜に行ったら

ちょっと不気味ですね。

 

 

社殿に戻り振り返ると

立派な御神木が。

 

パワースポットとして

人気があるようです。

 

 

御神木の裏手には

いわくつきの『表忠碑』が。

 

日露戦争の際に

この地域から出征した人達の名前を刻んだ碑で

幡代小学校構内に建立されました。

 

第二次世界大戦後

軍国主義の象徴として

取り壊されそうになりましたが

地元有志の手で

神社内に移されたものです。

 

 

表忠碑の裏手には

境内で見つかった不発弾が。

 

日露戦争と砲弾

何か意味深な感じがしました。

 

 

代々木八幡宮には

このほかに神楽殿、臼田亜浪の碑など

見るべきものがまだまだありますが

長くなりますので本日はここまでに。

・・・十分長かった?・・・

 

代々木八幡宮

東京都渋谷区代々木5-1-1

03-3466-2012

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、韓国クァンジュ(光州)市です。