番外編~台湾基隆市・原住民レストランで賄い料理『基隆市原住民文化会館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、台湾基隆市の『基隆市原住民文化会館』です。

 

 

基隆は

首都台北の北東約30㎞に位置する

人口40万人弱の都市

 

台北の外港で

高雄と並ぶ

台湾を代表する国際港です

 

今回ご紹介する

『原住民文化会館』は

市の中心部から北東に6㎞

 

基隆駅前から

路線バス101番に乗り

所要時間約30分

 

 

『和平島橋頭』バス停で下車すると

目の前に不思議な光景が広がります

『阿根納造船廠遺構』

 

造船所の跡です。

こちらの詳細については

この記事をご覧ください

 

 

造船所跡地の近くに

台湾原住民族の人形と

住居の模型があります

 

 

モニュメントの奥に聳える5階建ての建物が

『基隆市原住民文化会館』

台湾先住民の文化や芸術の紹介する施設です

 

ちなみに日本では

『原住民』という言葉は差別用語とされ

『先住民』という言葉を使います

 

しかし台湾では『先住民』は

『すでに滅んでしまった民族』という意味になるため

『原住民』が使われています

 

 

建物の5階には

『阿根納原味餐廰』という

先住民料理のレストランがあります

 

 

館内を一通り参観し

ちょっと早いランチにしようと

このレストランに入りました

 

 

先住民の料理は未経験

メニューを見ても

一般の台湾料理との違いが分かりません

 

店員のお姐さんに伺うと

『竹筒飯』を薦められましたので

仰せに従いました

 

 

どんな料理が出てくるのかな

期待に胸を膨らませて待っていると

先ほどのお姐さんがやって来ました

 

日本語が話せない彼女は

片言の英語と手ぶりで

一緒に来いと言っているようです

 

 

訳わからずについて行くと

案内されたのは

従業員の皆さんの賄いのテーブル。

 

右端のお兄さんから

正確な英語で

一緒に食べようとの提案がありました

 

竹筒飯にも未練がありましたが

テーブルに並ぶ美味しそうな料理に釣られ

ご一緒させて頂きました。

 

お兄さんの話によれば

誘ってくれたお姉さん(左端)

お祖母さんが日本人とのことです

 

 

鰈のような白身魚のから揚げに

甘酢あんをかけた料理

・・・鰈ではないかも知れませんが海の魚です

 

中国本土では

川魚を使った同じような料理がありますが

海の魚は初めてです

 

 

あっさりとした白身と

野菜たっぷりの甘酢あんが絡み合い

悶絶の美味しさです

 

 

豚肉と葱のピリ辛炒め

少し濃い目の醤油味

シンプルですが超美味

 

 

分葱が入ったオムレツ

味付けは塩のみですが

何気に美味しいんです

 

具はシンプルですが

スペインのトルティージャに

よく似ています

 

基隆は19世紀に

スペインに占領されていたこともありますので

その影響なのでしょうか(?)

 

 

大根のスープ

鶏ガラ出汁の塩味

先住民版おでんといった感じ

 

日本とは少し味が違いますが

よくしゅんだ大根が

郷愁をそそります

 

 

やおら突き出された生のニンニク

そのまま齧れと言われ試しました

・・・これはきつい

 

苦みが強いのです

皆さんはポリポリと

美味しそうに召し上がっていましたが

 

 

食事が終わると

ダンスの練習が行われていた

1階のイベントフロアに案内されました

 

皆さんお昼休みで

楽しそうにお話しの最中でしたが

私のためにダンスをご披露頂きました

 

 

先住民料理の竹筒飯には未練が残りますが

美味しい料理と楽しい会話に大満足

しかもご馳走になってしまいました

 

ごちそうさまでした

そして

ありがとうございました

 

基隆市原住民文化会館

中華民国基隆市中正区正濱路116巷75號

886-2-2462-0810

9:00-17:00

日曜・祝日休館

入館無料

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、神奈川県横浜市です。