スピンオフ編~台湾基隆市・遺跡マニアには垂涎ものですが自己責任で『阿根納造船廠遺構』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、台湾基隆市の『阿根納造船廠遺構』です。

 

 

基隆は

首都台北の北東約30㎞に位置する

人口40万人弱の都市。

 

高雄と並び

台湾を代表する国際港です。

 

町の玄関は

台鉄西部幹線の終点でもある

『基隆』駅

とても立派で美しい駅舎です。

 

 

隣には

現在は使用されていない

旧駅舎があります。

 

今回ご紹介する『阿根納造船廠遺構』へは

旧駅舎の前にあるバスターミナルから出発します。

 

 

路線バス101番に乗り

所要時間約30分。

 

 

『和平島橋頭』バス停で下車すると

入り江に素敵な景観が。

 

 

入り江を左手に見て

バスの進行方向に向かうと

『和平橋』があります。

 

 

橋の中ほどで振り返ると

そこには異様な光景が。

 

 

古代ローマの遺跡?

NO!ここは台湾

そんな訳はありません。

 

 

歴史建築

阿根納造船廠遺構

・・・造船所の跡地なのです。

 

 

日本占領時代には

日本礦業株式会社の

鉱石を搬出する埠頭として

使われていました。

 

第二次世界大戦終了後

日本撤退から暫く経った1967年

アメリカのAgenna(阿根納)社が

造船所を建設。

 

造船所は

1980年代まで稼働していましたが

業績不振のため同社は撤退。

 

その後長年にわたり放置され

現在のような廃墟と化してしまいました。

 

 

現在は

台湾糖業の所有となっていて

一般には開放されていませんが

入口が封鎖されている訳でもなく

事実上立ち入り自由の状態になっています。

 

 

中央下に写っている

人物と比較すると

巨大さをお分かり頂けると思います。

 

 

朽ち折れた石材は

細いワイヤ―でわずかに釣り下がり

今にも落下しそうです。

 

 

まさしく廃墟

何とも表現し難い光景です。

 

 

植物の生命力って

物凄いものがありますね。

 

 

ここが造船所だった名残は

壁に残された

『船』と『場』の文字だけ。

 

 

最上階のこんな場所で

撮影している人もいます

・・・高所恐怖症の私には

絶対に無理。

 

 

結婚記念アルバム用の

撮影スポットとしても

人気があるようです

・・・なんでだろう?

 

 

現段階では

事実上立ち入り自由となっていますが

本来は非公開の場所ですので

安全確保のための柵などは

ありません。

 

遺跡マニアには

垂涎のスポットですが

すべて自己責任であることを

お忘れなく。

 

基隆市は

将来的に歴史的建築物として

保存する計画を持っているようで

立ち入りが制限される可能性もあります。

 

阿根納造船廠遺構

中華民国基隆市中正区正濱路116巷75號

 

次回は、明日5月10日(金)に番外編。中国ハルビン市の食堂『粥包舗』をテーマにします。