スピンオフ編~埼玉県蕨市・六十七次の三番目の宿場町『中山道蕨宿』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、埼玉県蕨市の『中山道蕨宿』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

JR京浜東北線

『蕨』。

 

 

西口から

『駅前通り』を西に10分程歩くと

中山道本町通りとの

交差点に至ります。

 

角には

創業二百数十年の

鰻の老舗『今井』が。

 

この辺りが

中山道蕨宿跡地です。

 

中山道は

江戸時代の五街道の一つで

江戸日本橋と京都三条大橋を

結んでいました

・・・近江草津宿以降は

東海道に合流。

 

同じ起点、終点の東海道が

海沿いを通っていたのに対し

中山道は木曽路など

内陸を経由していました。

 

蕨宿は

中山道六十七次の

三番目の宿場。

 

 

まずは交差点を左折

すぐ右側に

風情ある『八百市商店』が。

 

 

さらに100m程進むと

右側に古民家があり

『ようこそ蕨宿へ!』と染められた

のぼり旗が。

 

『蕨市立歴史民俗資料館分館』

明治時代に織物の買継商だった家を

そのまま利用しています。

 

10時~16時の開館で

入場は無料

月曜日休館です。

 

 

516坪(1705㎡)ある敷地には

瀟洒な和風庭園と

寄棟造りの木造平屋が。

 

 

中山道に面した店舗部分は

1887(明治20)年に

作られたもの。

 

買継商とは

生産者と問屋の間に入り

取引の仲介を生業とする商人

現代風に言えばブローカーでしょうか(?)。

 

 

奥座敷は

立派な書院造りになっています。

 

『進位脩業』と書かれた額は

2024年(令和6)年から

一万円紙幣の顔になる

渋沢栄一翁自筆。

 

 

先ほど来た道を戻り

老舗鰻屋を通り過ぎ

100m程行った左側に

『蕨市立歴史民俗資料館本館』があります。

 

こちらは

9時~16時30分までの開館

入場は無料

月曜日休館です。

 

 

館内には

蕨宿の旅人宿や商家などが

再現、展示されています。

 

 

1950~60年代の

蕨の街の光景も

写真展示されています。

 

こちらは

当時の蕨駅西口

・・・半世紀前は長閑だったんですね。

 

 

国鉄(現JR)の運賃表

手描きです。

 

小さくて見にくいのですが

初乗りが10円

蕨から東京駅までは40円

・・・現在はそれぞれ140円、310円。

 

 

もちろん券売機などありません

窓口で行き先と枚数を告げます

・・・記憶にあります。

 

そう言えば

『〇〇駅まで男1枚、女1枚』と言うギャグを

売りにしていた噺家がいました

・・・ご存命ですが。

 

 

再び中山道に戻ります。

 

しばらく歩くと

右側に

立派な古民家が現れます。

 

 

屋根には

魚を模したような飾り物が。

 

 

薬とほられた

木製の看板が出ています。

 

かつては

『河内鈴木薬舗』という

薬屋だったそうです。

 

現在の家屋は

1931(昭和6)年に建てられたものですが

河内鈴木薬舗の創業は

1885(明治18)年とのこと。

 

 

現在は

建物の一部を利用した

ギャラリーになっています。

 

 

ん?

今週のご馳走1030円・・・

レストランorデリカテッセン?

 

 

食事は済ませていたのですが

興味があったので

お邪魔しました。

 

民芸品などを展示した

ギャラリーのようですが

この画像の右側にテーブルがあり

女性お二人がお食事中でした。

 

お一方は

こちらのオーナー

お話しをお伺いすることができました。

 

趣味でギャラリーを開設し

水曜日と木曜日のみ

開けているとのこと。

 

正午頃から

手作りの食事を

10食程度提供しているそうです。

 

お二人が召し上がっているお食事を

チラ見しましたが

とても美味しそうでした

・・・改めて伺ってみます。

 

 

薬屋さん時代に使用されていたものも

いくつか展示されています

・・・売り物ではありません。

 

 

ギャラリーを出て

さらに北に進むと

国道17号線『中山道』との交差点に。

 

この交差点を越えた辺りで

蕨宿の面影は終わります。

 

 

まだまだ歩きたかったのですが

生憎の雨に見舞われ断念。

 

 

9月に入ったら再訪し

河内やギャラリーで

美味しい食事を頂いて来ます。

 

次回は、明日8月27日(火)に番外編。台湾新竹市の『雅珍號』をテーマにします。