スピンオフ編~台湾高雄市・近代高雄発祥の地『哈瑪星』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、台湾高雄市の『哈瑪星』をテーマにします。

 

 

高雄市は

台湾南部最大の都市で

人口約278万人。

 

『哈瑪星』は

市の西部に位置し

近代高雄発祥の地とも言われています。

 

最寄駅は

MRT橘線(Orange Line)の

『西子湾』。

 

 

LRTを利用する場合には

『哈瑪星』駅。

 

哈瑪星は

台湾語で『ハマセン』と発音します。

 

日本が占領時代に作った

鉄道の通称『浜線』を

そのまま漢字に当てたものです。

 

 

LRTに隣接する広大な公園は

『哈瑪星鉄道文化園区』

旧高雄駅跡で

古い線路が何列も残っています。

 

 

当時使用されていた

客車や貨車も

何両か置かれています

・・・中には入れません。

 

 

かつて浜線を走っていたSL

CK58も静態保存されています

・・・マニアの方には垂涎ものなのでしょうね

 

 

CK58の先には

倉庫を利用した

『哈瑪星台湾鉄道館』が。

 

余り興味がないので入りませんでしたが

台湾鉄道の歴史などに関する展示や

鉄道ジオラマがあるようです。

 

 

館の周囲には

ミニ鉄道が走り

ファミリーや若者に人気があります。

 

 

LRTを挟んで

公園の西側には

哈瑪星の街が広がっていて

日本占領時代の名残も見られます。

 

旧高雄駅舎は

『打狗鉄道故事館』として

一般公開されていますが

私が行った時は改修工事中で

見ることができませんでした。

 

こちらは

『春田館』という旅館の跡地に

日本撤退後に建てられた『貿易商大楼』。

 

 

現在は内部が改修され

イベントスペースなどとして

一般に開放されています。

 

 

私が訪れた時には

日本占領時代の

哈瑪星の写真も展示されていました。

 

 

貿易商大楼の裏手には

『旧三十四銀行高雄支店』があります。

 

大阪市の高麗橋に本店を置き

三菱UFJ銀行の前身の一つである

旧三和銀行の母体の一角を担った銀行です。

 

現在の建物は

往時のデザインを残したまま

改修されたものですが

内部を見学することはできません。

 

 

三十四銀行高雄支店跡の向かいには

『旧山形屋書店』が。

 

現在は

『壹貮楼』というレストランになっています。

 

 

哈瑪星のメインストリートは

街を東西に貫く

『濱海二路』。

 

 

濱海二路に面したこの建物は

『旧高雄警察署』。

 

現在はオフィスになっていますが

玄関以外は原型を留めています。

 

 

濱海二路の南側には

日本人が暮らした家屋が

散在しています。

 

 

こちらは

日本家屋を利用した

『打狗文史再興会社』。

 

日本占領時代の

哈瑪星の歴史や文化を研究し

情報発信しています。

 

ちなみに

『打狗』は高雄の古称で

主に哈瑪星辺りを指します。

 

 

入口には

『打狗文史再興会社』と染め抜かれた

藍染めの暖簾が掛けられています。

 

 

内部には

日本占領時代の

事務所が再現されています。

 

 

昔の地図や

絵葉書も販売されています。

 

日本の占領時代を

懐かしんでいるようにも思え

日本人として複雑な気持ちになります。

 

 

濱海二路を西に進むと

『鼓山漁港』という

美しい入り江があります。

 

 

入り江の西側には

旧英国領事館を利用した

『打狗英国領事館文化園区』が。

 

丘の上まで続くこの施設には

見どころが多くありますが

今回は長くなりますので

改めてご紹介します。

 

 

付 録

 

哈瑪星の『聚堂』で頂いた

海鮮意麺

 

 

次回は、明日7月18日(金)に番外編。中国上海市のカフェ『85℃中華店』をテーマにします。