スピンオフ編~東京都文京区目白台・細川藩54万石の栄華を感じる『肥後細川庭園~永青文庫』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、東京都文京区目白台の『肥後細川庭園~永青文庫』をテーマにします。

※お詫び:6月20日の記事で本日台湾の『の』の続編をアップすると予告しましたが、7月1日アップに変更させて頂きます。

 

 

最寄駅は

都電荒川線の終点

『早稲田』。

 

 

駅から徒歩5分で

『肥後細川庭園』正門に至ります。

 

ちなみに

東京メトロ有楽町線

『江戸川橋』駅からは同15分

東京メトロ東西線

『早稲田』駅からは同20分。

 

もともとは

一橋徳川家などの下屋敷でしたが

幕末には

肥後54万石藩主細川候の

江戸下屋敷になり

1882(明治15)年には

細川家の本邸になりました。

 

現在は文京区立の公園で

入園は無料です。

 

 

園名板は

肥後細川家18代当主で

第79代内閣総理大臣だった

細川護熙氏の揮毫です。

 

 

正門を入り

すぐ左側にあるのが

『松聲閣』。

 

細川家の学問所として

使用されていたようですが

一時期細川家の住まいでもあったそうです。

 

現在の建物は

歴史性を生かしつつ保存・修理され

2016(平成28)年に

リニューアルオープンしました。

 

施設の一部は

集会室として有料で利用できます。

 

 

1階には

庭園に面した広間があり

自由に休憩できます。

 

 

創建当時の面影を残す

2階に上る階段。

 

 

2階には

庭園を見下ろす

八畳の間など四室の和室が。

 

派手さはありませんが

わびさびを感じる素敵な造りです。

 

 

八畳の間の床の間には

熊本県山鹿市の名産品

『山鹿灯籠』が飾られています。

 

無知丸出しですが

和紙と糊だけで作られ

木や金具が一切使われていないということを

初めて知りました。

 

 

松聲閣に掲示されているポスター

このコピーいいな!

 

 

松聲閣を拝見した後は

庭園に繋がる

中門をくぐります。

 

 

目白台の台地の自然景観を活かした

池泉回遊式庭園。

 

2017(平成29)年までは

『新江戸川公園』という名称でしたが

庭園部分、樹林部分の整備工事を経て

昨年4月に

肥後細川庭園として全面開園しました。

 

 

水面に映った木々が

とても素晴らしいです。

 

庭園の面積は1万8500㎡

東京ドームの約1.5個分とのこと。

 

余談

 

東京ドーム何個分という表現を

よく聞きますが

ピンと来ないのは私だけでしょうか?

・・・東京生まれの東京育ちのくせに

 

 

庭園そこかしこに

季節を彩る花々が

咲き誇っていました。

 

 

 

 

 

池の畔の小高い部分には

十三重塔があります。

 

 

三重塔、五重塔はよくありますが

十三重塔は珍しいですね。

 

 

十三重の塔の脇の

階段を昇り切ると小さな門があり

ここで肥後細川庭園は終わります。

 

ちなみにこの門

月曜日は

閉鎖されていて通行できません。

 

 

門の外には

小さなお社と石のアーチが。

 

 

石のアーチをくぐると

『永青文庫』があります。

 

細川家の家政所(事務所)として

昭和初期に建てられた建物ですが

1950(昭和25)年に

16代当主の護立侯爵により

細川家の歴史資料や美術品など

文化財を保護・研究する場所とされました。

 

重要文化財32点を含む

約6000点の美術品と

4万8000点の歴史文書が

所蔵されています。

 

1972(昭和47)年から

有料で一般公開されていますが

内部の撮影は一切禁止となっています。

 

 

永青文庫本館の向かいには

別館サロンがあり

200円で飲み物と熊本のお菓子が楽しめます。

 

ただし別館サロンのみの利用は不可で

本館の入場券の提示が必要となります。

 

 

重厚な木製の扉

入っていいものか

一瞬躊躇います。

 

 

ゆったりとした造りで

庭園を散策した後の

一休みに最適です。

 

 

前述の通り

熊本のお菓子と

飲み物が提供されます。

 

この日のお菓子は

『加勢以多(かせいた)』と言う

梅ジャムのゼリーのようなもの

甘さ控え目で美味しかったです。

 

係の人によると

名前はポルトガル語から来ているとのことでした

 

 

飲み物は

コーヒーとお茶。

 

コーヒーは

マシンでセルフサービス

レギュラー、カフェラテなど

4種類あります。

 

 

お茶は

緑茶、紅茶、アップルティ

カフェインレスのコーヒー(お茶じゃないですね)

粉末をカップに入れ

給湯機からお湯を注ぎます。

 

 

肥後細川庭園と永青文庫

東京のど真ん中に

こんなに静寂を感じることができる

素敵な場所があることに驚きました。

 

肥後細川庭園

東京都文京区目白台1-1-22

03-3941-2010

入園無料

 

庭園開園時間

2~10月 9:00-17:00

11~1月 9:00-16:30

松聲閣開館時間

9:00-17:00

 

12月28日~1月4日休園

 

永青文庫

東京都文京区目白台1-1-1

03-3941-0850

10:00-16:30

月曜日休館

入館料 一般800円

 

次回は、明日6月25日(火)に番外編。台湾新竹市の食堂『黒隆美食』をテーマにします。