番外編~中国上海市・魯迅の故郷紹興の料理が楽しめる『孔乙己酒家』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、中国上海市の『孔乙己酒家』です。

 

 

最寄駅は

地下鉄8号線/10号線

『老西門』

 

 

近代化が進む市中心部で

昔乍らの上海の下町を感じられる

数少ない場所です

 

 

駅から徒歩5分

文廟の敷地内にある

浙江料理の人気店

 

店名は

浙江省紹興出身の魯迅の

短編小説『孔乙己』に由来しています

 

大衆的な店構えですが

上海でも予約が取りにくい

店の一つです

 

 

蛇足ですが

文廟とは孔子を祀る廟で

孔子廟と同じです

 

 

気さくな感じの店内は

レストランと言うよりも

中国版の居酒屋

 

まだ開店直後ですので

客はまばらですが

すぐに予約客で満席になります

 

 

棚には

たくさんの種類の

紹興酒が飾られています

 

 

こちらでの必食は

魯迅の小説にも登場する

『茴香豆』

 

紹興酒、醤油、茴香(ウイキョウ)で

味付けしたそら豆

紹興の名物料理です

 

ホクホクに炊かれた

甘じょっぱいそら豆

紹興酒に合います

 

 

いつもですと

『まずはビール』

そうなるのですが

 

茴香豆には

やはり紹興酒

5種類の飲み比べセットを注文

 

 

原液、五年もの、

二十年もの、三十年もの

この順で飲みます

 

 

初っ端に出て来たのが

我が天敵の胡瓜、黄瓜、cucumber!

連れが勝手に注文していました

 

 

『桂花糖藕』

蓮根にもち米を詰め

甘辛く炊いたもの

 

冷菜として出されるのが

一般的ですが

こちらでは温かくして提供されます

 

余り好きではありませんので

他の店で注文することはありませんが

孔乙己のものは別物

 

紹興酒のあてにも良し

デザートにも良し

本当に美味しいです

 

 

『醤香蹄』

豚足の醤油煮

コリコリして美味

 

 

『蟹粉煎餃』

蟹味噌入りの焼餃子

上海でもあまり見かけません

 

 

蟹味噌、正肉がぎっしり

豚肉は入っていません

濃厚で滅茶苦茶美味しい!

 

 

『本幫目魚大烤』

甘辛く炊かれた

烏賊の姿煮

 

 

癖のない味付けで

日本人好み

紹興酒がさらに進みます

 

 

名前を失念しましたが

グルテンの炒め煮

上海ではポピュラーな料理です

 

上手く表現できませんが

パンを甘辛く煮〆た食感

美味しいですよ

 

 

〆は汁そば

具は青梗菜(?)のみ

とても上品な味わいです

 

 

甘みのある料理が多いので

紹興酒がよく合います

ごちそうさまでした

 

孔乙己酒家

中華人民共和国上海市黄浦区学宮街36号

86-21-6376-7979

10:00-14:00  17:00-22:00

年中無休

 

次回は、明日1月26日(土)に番外編。東京都墨田区両国の大衆食堂『ひら井』をテーマにします。