スピンオフ編~ロシア サンクトペテルブルグ市・おどろおどろしい名前ですが『血の上の救世主教会』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、ロシア・サンクトペテルブルク市の『血の上の救世主教会』です。

 

 

サンクトペテルブルクは

人口480万人

モスクワに次ぐ

ロシア第2の都市。

 

フィンランド湾にそそぐ

ネヴァ川流域に広がる

美しい街です。

 

 

百万都市としては

世界最北端にあるこの街には

エルミタージュ美術館をはじめ

多くの観光スポットがあります。

 

 

市内には

5路線の地下鉄が走り

観光にも便利。

 

ただし

どの駅もとても深いところにあり

ホームに至るまでが一苦労です。

 

こんなに長いエスカレータを

3~4回乗り換える

駅もあります。

 

 

トラムも

街を縦横に走り

車窓を眺めながら

ゆっくりと移動するのも一興

ただし運行時間、間隔は

かなりいい加減です。

 

 

西ヨーロッパ風に造られた街には

ここはパリ?

と見紛うような場所も。

 

 

運河が張り巡らされ

アムステルダムにも似ていますが

正面に異彩を放つ建物が見えます。

 

 

『血の上の救世主教会』

おどろおどろしい名前の

ロシア正教の聖堂です。

 

1881年に

革命派のテロ組織により暗殺された

ロシア帝国皇帝アレクサンドル2世の死を悼み

後継となった息子のアレクサンドル3世が

父の殺された場所に建てさせたもの。

 

『血の上』とは

まさに父親の血の上なのです。

 

竣工から25年という長い年月と

莫大な費用を掛け

1907年に完成しました。

 

 

わずか110年余の歴史しかありませんが

荘厳かつ豪華な造りになっています。

 

 

古代インド様式や

イスラムの影響を感じるのは

私だけでしょうか?

 

 

内壁や柱には

多くの有名画家が製作に携わった

モザイク画が。

 

 

天井には

イエスキリストが

・・・実は・・・

この更に上の天井ドームには

穏やかな顔のキリストが描かれているのですが

撮影に失敗!

 

 

余談になりますが

この聖堂は

ロシア革命後に

ソ連政府により閉鎖され

第二次世界大戦中には

野菜倉庫として使われていました。

 

このため

革命派の人々は

『ジャガイモの上の教会』と

冷笑して呼んでいたそうです。

 

ソ連崩壊後の1970年7月に

血の上の救世主教会の管理権は

聖イサアク大聖堂に譲渡され

1977年8月

27年に及ぶ修復工事を終え

60年ぶりに公開されました。

 

次回は、明日1月18日(金)に番外編。中国深圳市のファミリーレストラン『薩莉亜 東門娯楽文化中心店』をテーマにします。