スピンオフ編~東京都北区赤羽・江戸時代の荒川流域の大規模農家『旧松澤家住宅』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、東京都北区の『旧松澤家住宅』です。

 

 

最寄駅は

JR京浜東北線/埼京線

『赤羽』。

 

 

西口から徒歩15分

『赤羽自然観察公園』内にあります。

 

 

東門から続く

風情ある小径

その向こうに茅葺屋根が見えます。

 

 

正式名称は

『北区ふるさと農家体験館』

誰でも自由に参観できます。

 

 

こちらが

旧松澤家の母屋

北区内に残る

数少ない江戸時代の民家で

もともとは浮間地区にありました。

 

 

江戸時代末期

1844(弘化元)年の創建と

伝えられています。

 

現在の建物は

2003(平成15)年に

現在の地に移築される際に

一部改修されたものです。

 

 

茅葺屋根の上部には

小さな破風が取り付けられ

蕪形の懸魚(げぎょ)が施されています。

 

懸魚は

棟木や桁を隠すための装飾で

神社や城のみに許されていましたが

江戸時代に入ると

武家屋敷や庄屋クラスの民家にも

特別に付けることが許されるようになりました。

 

 

茅葺屋根の裏側

特徴的なのは

桟(えつり)

・・・緑の矢印。

 

桟には

竹が使われることが多いのですが

旧松澤家などの

浮間や戸田あたりの旧家では

荒川岸の葦や荻が使われています。

 

 

母屋に入ると

土間にへっついや

大釜、自在鉤などが。

 

 

土間からは

直接座敷に上がることができます。

 

10帖の座敷は

地元のサークルなどの

集会にも活用されています。

 

 

座敷の梁に掛かった

精工舎の古時計は

現在でも

時を告げています。

 

 

母屋に繋がる馬屋には

脱穀機などの

農機具が展示されています。

 

 

母屋の裏には

倉屋が。

 

 

こちらには

小舟が展示されています。

 

これを使って

農産品を

江戸城下に運んだのでしょう。

 

 

江戸時代の

荒川流域の大規模農家の

特徴を留めている

旧松澤家住宅は

一見の価値があると思います。

 

旧松澤家住宅

東京都北区赤羽西5-2-34

北区立赤羽自然観察公園内

03-5993-8361

9:30-16:30

7月1日~8月31日は18:00まで開館

通年開館(年末年始も開館)

参観無料

 

付 録

 

赤羽駅東口にある定食屋

『自由軒』のかつ丼

 

 

 

次回は、明日12月18日(火)に番外編。韓国ソウル市の洋食屋『Grow Egg』をテーマにします。