スピンオフ編~中国上海市・日本人租界に残る寺院の面影『西本願寺旧址』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、中国上海市の『西本願寺旧址』です。

 

 

最寄駅は

地下鉄10号線

『四川北路』。

 

 

駅の南側は

武進路

昔ながらの石庫門の街並みが残っています。

 

 

乍浦路との角を右に曲がると

不思議な建物が

眼に入ります。

 

東京人には築地本願寺

神戸の方には西元町のモダン寺

そう此処は上海西本願寺旧址なのです。

 

 

この辺りは

虹口という地区で

かつては日本租界があったところ。

 

居留日本人の拠り所の一つが

浄土宗本願寺派の

上海西本願寺でした。

 

古代インド風の

菩提樹のデザインを取り入れた中央ドームは

築地本願寺そのものです。

 

 

北側は

往時の面影をそのまま残しています。

 

1931(昭和6)年に

岡野重久の設計によるもので

上海市の優秀歴史建築に

登録されています。

 

 

しかし

現在ではライブハウス。

 

 

ABBAのトリビュートライブがありました

興味があったのですが帰国当日で断念

どんなグループが出ていたのか興味津々でした。

 

 

中央部には

新しい建物が建てられ

当時の面影は全くありません。

 

 

南側には

こんな建物が。

 

 

現在は

個人の住居になっているようです。

 

 

しかし

唐破風が

寺院であったことの証。

 

 

とは言うものの

寺院の荘厳さはなく

生活感に溢れています。

 

 

ここを訪れる意味が何なのと

問われると答えに窮します。

 

でも

上海で日本人が何を犯したのかを

じっくり考えるにはいい場所だと思います。

 

上海西本願寺旧址

中華人民共和国上海市虹口区乍浦路439号

 

次回は、明日12月11日(火)に番外編。韓国プサン市の粥専門店『チェジュガ(済州家)』をテーマにします。