スピンオフ編~中国天津市・頭が混乱するイスラム寺院『天津清真大寺』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

現在、3週間の予定で中国を旅しています。今回は、広州~深圳~厦門~福州~上海。安宿に宿泊しているためインターネット環境は良くありません。『いいね』やコメントバックができないこともありますのでご理解ください。記事は、日本で書き溜めてありますのでいつものように毎日アップされます。

 

本題に入る前に少々近況報告を。

昨日のランチに頂いたアモイっ子のソウルフード沙茶麺です。日本ではあまりほとんど見かけません、と言うよりも中国の他の都市でもポピュラーではありません。アモイは20年ぶり2度目なのですが、沙茶麺は初体験。

 

 

ピーナツペイストベースの辛いスープに麺と好みの具を入れます。私は、牡蠣とワンタン。小ぶりですがプリプリの牡蠣が15ほど入っています。真ん中にあるのは大量のおろし大蒜。スープは、最初はピーナツが立ちさほど辛く感じないのですが、じわじわと攻めてきます。

 

 

麺は、普通の中太麺。『沙茶』と言う名前は、ピーナツベースの台湾の『沙茶醤』から来ています。ちなみにインドネシアやマレーシアの串焼き『サテ』の語源は、沙茶だと言われています。

これ、日本で絶対に受けると思います。

 

 

それでは本題に入ります。

 

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、中国天津市の『天津清真大寺』です。

 

 

天津市の都市部人口は506万人

北京、上海、重慶と同様

直轄市です。

 

直轄市は

中国最高位の都市で

省と同格の行政区画。

 

町のそこかしこに

清朝時代の古い街並みが残っていますが

中心部では急速な都市化が進んでいます。

 

 

今夏の天津訪問で

天津西駅から市の中心部に向かう

大豊路で

不思議な光景に遭遇しました。

 

 

一見

普通の中国の寺院ですが・・・

 

 

門には

『天津清真大寺』の額が。

 

清真とはイスラム教のこと

・・・と言うことは

ここはモスク?

 

 

この寺の向かいには

こんな建物があります。

 

これが

イスラム教のモスクであることは

一目瞭然です。

 

 

悩んでいても

始まりませんので

参観可能であることを確認し

入門しました。

 

『スカート、短パンでの入場は禁止』

確かにモスクでは

そうですね。

 

 

右手には

本堂(?)へ続く入口

どうみても

中国仏教の寺院です。

 

 

くぐりますと

四合院となっていて

完璧に仏教の寺。

 

頭の中の混乱は

増すばかり

・・・これは何?・・・

 

 

楼閣を見上げると

何か違和感があります。

 

 

屋根の頭頂部には

仏教寺院にはあり得ないものが。

 

モスク特有の

キューポラ。

 

ようやく

ここがモスクであることを

納得し始めました。

 

入ることは

許されませんでしたので

内部がどのようになっているかは

不明です。

・・・興味天津、否、興味津々だったのですが・・・

 

 

唯一入室が許された

会議室のような場所に入ると・・・。

 

 

イスラム風の

陶器が置かれています。

 

イスラム寺院だということへの

納得度が

更に高まります。

 

 

決定打は

壁に掛けられた

アラビア文字の額

意味は全く分かりませんが。

 

余談ですが

アラビア文字は

右から左に書きますが

数字だけは左から右に書きます。

・・・謎・・・

 

 

表に出て

通りの反対側から望むと

ミナレット(尖塔)が

2本聳えていました。

 

これで

ここがイスラム寺院ですことを

完全に納得しました。

 

 

帰国後に

天津清真大寺の由来について

百度で調べてみましたが

中国語のみで

私の理解の範疇を大幅に超え

詳細は分かりませんでした。

 

唯一分かったのは

清朝初期の17世紀に

イスラム教徒が建造したもので

従前からあった仏教寺院を

改装したものではないということ。

 

何故

他のモスクのように

ビザンツ様式で造らなかったのか

今だに謎は解けず

もやもやしています。

 

でも

イスラム教徒の方には失礼ですが

面白い物を見せて頂きました。

 

付 録

 

天津の老舗ホテル

利順徳のメインバー

O'Hara's

 

 

 

クラブハウスサンドウィッチ

 

 

次回は、明日10月30日(火)に番外編。韓国スウォン(水原)市のベトナム料理店『Emoi』をテーマにします。