ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、中国瀋陽市の『馬家焼売 』です。
瀋陽市は
遼寧省の省都
都市部人口625万人の大都市です
満州国時代は
奉天と呼ばれ
日本人も多く居住していました
瀋陽随一の繁華街は
瀋陽駅から南東に延びる
中華路
馬家焼売は
中華路に面し
瀋陽駅から徒歩2~3分の立地にあります
『馬』という姓は
回族(イスラム教徒)に多い苗字で
こちらの創始者もイスラム教徒だったとのこと
1796年開業ですので
220年以上の歴史があります
店の前のオブジェは開業当時の様子でしょうか
一見普通の中国の食堂ですが
椅子やテーブルのところどころに
イスラム色が感じ取れます
焼売は全て手作り
注文の都度
調理場で蒸しています
何やら色々な物が
並べられています
全てセルフサービスで無料です
左端にあるのは
煎った大豆
香ばしさが伝わってきます
その隣は
冰粉というゼリー状のもの
中国ではポピュラーなデザートです
真ん中にあるタンクには
羊杂湯と書かれています
意味分かりません
羊の骨から取った
スープのようです
味は付いていません
一番右には
焼売用の調味料が
色々ブレンドして頂くようです
この器具
何だかお分かりになりますか
箸の殺菌器なのです
中国の食堂では
当たり前にあるもので
セルフで箸を取ります
小皿やお椀もセルフ
温度管理されています
これも最近の中国では当たり前
焼売は
色々な種類がありますが
牛や羊が中心
イスラムレストランですので
宗教上の理由から
豚肉を使った料理はありません
牛肉焼売を注文
蒸し上げに少し時間がかかるので
ビールで凌ぎます
おつまみは
煎った大豆
ピリ辛でビールに合います
そうこうしている内に
牛肉焼売が登場
10個も入っています
つるんとした
独特の食感の皮
日本のものとは違います
餡はシンプルに牛肉と葱だけ
言葉にできない美味しさです
でも10個も完食できるかな・・・
と思っていたら
いとも簡単に完食
昼からビール2本付きで
ものは試し
冰粉も頂いてみました
台湾の愛玉子のような食感
少し甘目ですが
クコの実がいいアクセントになり
美味しかったです
これまでの我が人生で
最高の焼売は横浜崎陽軒
次が横浜中華街の清風楼・・・
・・・だったのですが
馬家が僅差で
トップに躍り出ました
ごちそうさまでした
馬家焼売
遼寧省瀋陽市和平区中華路1号
8:00-20:00
年中無休
次回は、明日9月15日(土)に番外編。栃木県足利市のコーヒーハウス『晴れ晴れ』をテーマにします。