番外編~中国長春市・生の落花生を初体験『春誼賓館・尚伯味百姓餐庁』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、中国長春市の『春誼賓館・尚伯味百姓餐庁 』です。

 

 

長春市は

吉林省の省政府所在地

都市人口350万人の大都市です

 

都市としての歴史は浅く

19世紀初頭に清朝が

長春庁を開いたことに始まります

 

20世紀に入り

日本の傀儡政府である

『満州国』が建国されます

 

長春はその首都として

革新的な都市計画に基づく整備がなされ

新京と改称されました

 

ちなみに中国では

満州国は『偽満州国』と

呼ばれています

 

現在でも市内には

満州国関係の建物が多く残り

主として公的な機関として使用されています

 

こちらの和洋折衷の建物は

満州国軍事部址

現在は病院として利用されています

 

 

満州国経済の原動力となったのは

『南満州鉄道』

通称『満鉄』です

 

満鉄が鉄道沿線の大都市で経営していたのが

『ヤマトホテル』

そのうちの何軒かは現存しています

 

長春ヤマトホテルは

現在では『春誼賓館』という

4スターのホテル

 

 

メインダイニングの『尚伯味百姓餐庁』は

本館ではなく

隣接する新館にあります

 

 

大きくはありませんが

かつての栄華を彷彿させる

立派な造りです

 

 

東北地方の高級店では

席に付くと直ぐに

ポットが運ばれてきます

 

上海や広州などでは

お茶なのですが

こちらはちょっと違います

 

 

実は白湯なのです

冷たい飲み物を好まない

東北の風習なのでしょうか

 

 

私は白湯では満足できません

もちろんビール『雪花MONS』

アルコール2.5%・・・低っ!

 

 

 

つまみに頂いたのは

『養生花生米』

英文でHealth Peanutsと表記されています

 

 

一粒口にして驚きました

生なのです・・・多分

これまで経験した落花生とは食感が違います

 

サクサクと言うべきか

シャリシャリというべきか

言葉にできない食感です

 

黒酢、醤油、生姜、ニンニク

物凄く美味しいたれに

浸っています

 

葱と唐辛子が

いいアクセントになり

超美味!

 

22元(約380円)

 

落花生で

胃が適度に刺激され

ご飯物が欲しくなりました

 

メニュー写真の中で

一番美味しそうに見えた

『糸村打包飯』を選択

 

醤油の匂いが芳しい

土鍋ご飯

3人前は有りそうです

 

少し柔らかめの炊き上がりですが

出汁が効いていて

とても美味しいです

 

58元(約1000円)

 

別皿で

レタスが数枚

どうしたらいいのでしょう?

 

 

もう一皿

パクチーと葱

謎は更に深まります

 

 

店の方に尋ねたところ

レタスにご飯、パクチー、葱を乗せ

巻いて頂くとのこと

 

 

パクチーが絶妙にマッチし

美味しさ倍増

これは絶品です

 

ん?

米と違う食感のものが

混ざっています

 

何かと思ったら

じゃが芋です

これ絶対『あり』です

 

 

日本で経験したことのない

不思議な二品

壮絶に美味しかったです

 

落花生は完食しましたが

さすがにこの量のご飯は無理

半分以上残してしまいました

 

ごめんなさい

そして

ごちそうさまでした

 

春誼賓館・尚伯味百姓餐庁

中国吉林省長春市寛城区人民大街80号

86-431-82096888

 

次回は、明日9月8日(土)に番外編。東京都北区の大衆割烹『半平』をテーマにします。