スピンオフ編~栃木県足利市・日本百名城の一つ『鑁阿寺』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

現在、3週間の予定で中国を旅しています。今回のメインは、東北地方(旧満州)。安宿に宿泊しているためインターネット環境は良くありません。『いいね』やコメントバックができないこともありますのでご理解ください。記事は、日本で書きだめてありますのでいつものように毎日アップされます。


本題に入る前に近況を少しだけ。

昨日、瀋陽の遼寧賓館で頂いた『酸菜餡餡餅』。外観は、普通のシャオピン(焼餅)と変わりません。


餡が変わっています。酢漬けしたキャベツを豚肉と長ネギとともに炒めたもの。とても美味。4個で8元(140円弱)も驚きの安さです。

それでは、本題に入ります。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、栃木県足利市にある足利氏宅跡『鑁阿寺』です。

 

 

 

最寄駅は

JR両毛線『足利』

徒歩15分位。

 

 

鑁阿寺は

鎌倉時代1196(建久7)年に

足利義兼によって建立された

真言宗大日派の本山.。

 

もともとは

足利氏の祖である

源義康が創建した

足利氏の館でした。

 

 

四方に門を設け

土塁と堀を巡らした造りは

平安時代後期の武家屋敷そのもの。

 

このため

寺であるにもかかわらず

日本百名城の一つになっています。

 

 

楼門(山門)は

太鼓橋が掛かる珍しい造りで

栃木県の指定文化財になっています。

 

 

楼門を抜けると

正面に本堂が。

 

 

参道の右側には

空海・弘法大師の立像が。

 

 

本堂の近くには

樹齢550年位と推定される

天然記念物の

大銀杏が。

 

高さは31.8m

地上3mくらいのところで

2本に分かれており

本来2本の木が合体したようにも見えますが

詳細は不明とのこと

 

 

10階建てのビル位の

高さでしょうか・・・。

 

 

大銀杏の向こうには

多宝塔があります。

 

義兼の創建とされていますが

現存のものは

徳川五代将軍綱吉の母

桂昌院尼公が

1692(元禄5)年に再建したもので

県の指定文化財になっています。

 

毎月23日の午後から夕刻にかけ

ご開帳され

参拝者には『お種銭』が配られます。

 

このお種銭を持っていると

小遣い銭に不自由しないとの言い伝えが

・・・欲しいっ!・・・

 

 

義兼が建立した本堂は

1129(大治4)年の火災で焼失し

現存のものは

足利尊氏の父である貞氏が

1299(正安元)年に再建したもので

国宝に指定されています。

 

 

本堂には

御本尊の胎蔵内大日如来が

祀られていますが

金網に阻まれ

よく見えません。

 

 

本堂の脇には

不動明王像が安置される

中御堂(不動堂)が。

 

かつては

屋根付きの廊下で

本堂と結ばれていたそうです。

 

 

中御堂の隣には

一切経2000巻余を所蔵する

一切経堂があります。

 

義兼の創建ですが

現存のものは

足利満兼が

1407(応永14)年に再建したものです。

 

 

境内西北には

赤御堂とも呼ばれる

御霊屋があります。

 

鎌倉時代の創建と言われていますが

現存のものは

徳川十一代将軍家斉の

寄進により再建されたもの。

 

本殿には

源氏の祖である義康が

拝殿には

足利十五代の将軍像が

祀られているとのこと。

・・・公開されていません・・・

 

 

楼門の近く

心字池のほとりには

国の重要文化財に指定されている

鐘楼があります。

 

 

多くの武将を輩出した

足利氏の館から

寺に転じた鑁阿寺

京都や鎌倉の寺とは

一味違った趣があります。

 

鑁阿寺

栃木県足利市家富町2220

0284-41-2627

 

付録

 

鑁阿寺東門近くで

150年の歴史を持つ

蕎麦処『菊屋本店

 

 

更科と韃靼蕎麦の

二種もり

美味しい!

 

 

次回は、明日7月31日(火)に番外編。韓国ソウル市の老舗洋食レストラン『ソウルヨ(駅) グリル』をテーマにします。