スピンオフ編~アイルランド ゴールウェイ市・『ストリートミュージシャン』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、アイルランド・ゴールウェイ市の『ストリートミュージシャン』です。

 

ゴールウェイは

アイルランドの首都ダブリンから

西に約200㎞。

 

大西洋に面し

西部の中心都市として活気にあふれる

人口約8万人の街です。

 

 

 

カラフルな街は

音楽に溢れ

パブなどで

夜毎ライフが繰り広げられています。

 

人口比にすると

パブの数は

ダブリンより多いのではと

感じられるくらいです。

 

 

パブでのライブは

もちろん素晴らしいのですが

忘れてはならないのが

ストリートミュージシャンたちです。

 

街のそこかしこで

自慢ののどや楽器を

披露しています。

 

今日は

そんなゴールウェイの街で出会った

素敵なストリートミュージシャンたちを

ご紹介します。

 

アイリッシュトラッドで

重要な役割を果たす楽器が

イーリアンパイプです。

 

『イーリアン』とは

ゲール語で『ひじ』を意味します。

小さなふいごを脇の下に抱え

ひじで空気を送り込む

バグパイプの仲間です。

 

 

スコットランドのバグパイプと

似たような共鳴をしますが

より哀愁のある音色です。

 

彼は

若い頃の

ブルース・スプリングスティーンに似てますね。

 

 

こちらのカップルは

男性がイーリアンパイプを

女性はバウロンを演奏しています。

 

バウロンは

アイルランド特有のフレイムドラムで

バチを鉛筆のように握り

手首の回転でバチの下部を打面に打ち付けます。

 

 

彼が吹いているのはティン・ウィッスル

元々はその名の通り

ブリキ(Tin)で作られていましたが

現在では木製やプラスティック製もあります。

 

 

明治維新後に

日本政府が招いた音楽教師の多くが

アイルランド人でした。

 

このため

日本の唱歌には

アイリッシュ音楽の影響を受けたものも

数多くあります。

 

ですので

アイリッシュ音楽は

日本人にとっても

懐かしさを感じるよう部分もあります。

 

 

閑話休題

港町だけにシーフードも豊富です。

これはマクドノーズという店の

サーモンのフィッシュ&チップスです。

 

フィッシュ&チップスというと

鱈しか思い浮かびませんが

この店ではサバ、平目など

色々な魚があります。

 

 

さて再び本題に戻ります。

ゴールウェイでは

子どもたちも頑張っています。

 

このグループは

ティン・ウィッスルと

2台のアイリッシュ・ハープ。

左端の女の子はヴォーカルです。

 

 

技術的には

まだまだ未熟ですが

これ位の頃から鍛えているのですから

上手くなるのは当然ですね。

 

 

この女の子は

ティン・ウィッスルのソロを披露しています。

かなりのテクニックです。

 

 

伝統に拘らない子もいます。

タッピング奏法のように

ギターの弦を叩いています。

 

オリジナル曲のようです。

努力と先進性は評価しますが

ちょっと理解し難い演奏でした。

 

 

アイリッシュ音楽は

18~19世紀にアメリカに渡った

アイルランド移民により

米国西部を中心に広まり

カントリー&ウェスタンの源流になりました。

 

カントリー&ウェスタンは

20世紀半ばに

ロックンロールの礎となり

現代のロックミュージックにも

大きな影響を及ぼしています。

 

すなわち

ロックのかなりの部分は

アイリッシュ音楽がルーツ

そう言っても過言ではないでしょう。

 

またアイルランドのダンスは

タップダンスやスクエアダンスの

原型とも言われています。

 

こうやって書いていますと

またアイルランドに行きたくなります。

でも直行便がないので遠い!

 

 次回は、明日12月29日(金)に番外編。中国ハルビン市のロシア料理店『塔道斯(TODOC)をテーマにします。