スピンオフ編~中国天津市・『瓷房子博物館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、中国天津市の『瓷房子博物館』です。

 

天津は北京の南約100㎞

都市人口は510万人

 行政区の人口は720万人の大都市です。

 

北京、上海、重慶とともに

政府の直轄市に指定され

省と同格の行政区画となっています。

 

19~20世紀半ばには

北京の外港として繁栄した国際都市で

現在でもその面影を残しています。

 

 

その天津の街を歩いていると

摩訶不思議な光景に出くわします。

ヒンドゥ教の寺院?

 

 

近づいてみると

長蛇の行列です。

この壺は何?

 

 

全貌が見えてきました。

『瓷房子博物館』というそうです。

『瓷』は陶器のこと。

 

英語ではChina House。

Chinaは『中国』ではなく、『陶器』を意味します。

陶器で覆いつくされた家なのです。

 

ちなみにJapanは『漆器』です。

 

 

外壁を織りなす無数の壺

確かに陶器です。

しかし、実態は謎。

 

 

張連志という方が

所有、管理しているようです。

ブックレットによれば彼自身が設計したとのこと。

 

 

館内の入るとこのような光景が

何の御利益かわかりませんが

大量の紙幣や硬貨が投げ入れられています。

『トレビの泉』状態です。

 

 

 

建物は5層構造

各階は螺旋階段で結ばれています。

壁も手すりも陶器の破片です。

 

 

5階までの上るとこんな光景が。

何のオブジェか分かりませんが

陶器、陶器、陶器。

 

 

下を見下ろすと

先ほどの『トレビの泉(?)』が見えます。

 

 

室内には古い家具や扇風機が

素人にはがらくたにしか見えません。

鑑定団に出してみる?

 

 

どこを見ても

がらくたのオンパレード。

これをして『博物館』?

 

 

バルコニーに出ると

上を向いて

写真撮影に勤しむ方が。

 

 

つられて見上げると

何と!

陶器の皿で埋め尽くされた天井が。

 

 

バルコニーの壁には

陶器の人形が。

元々は枕だそうです。

 

 

屋根にも

瓦の代わりに

陶器の壺が敷き詰められています。

 

 

屋外に出ると

縦一列に

何かが配列されています。

 

 

よく見ると猫のようです。

雨樋の飾りです。

洒落が効いていますね。

 

 

陶器の家ということで

珍しいのですが

お腹いっぱい。

意図はよく分かりませんでしたが

面白かったです。

 

日本人はほとんど来ないのでしょうか

警備会社から派遣されていた

可愛い小姐が

付きっきりで案内してくれました。

 

 

彼女の片言の英語と

私の片言以下の中国語での会話でしたが

スマフォの翻訳ソフトを交えながら

何とか意思疎通ができました。

 

謝謝你!

 

瓷房子博物館

中国天津直轄市赤峰道72号

9:00-18:00

年中無休

入場料 50元

 

※建物は、現在競売中ですが公開されています。

 

次回は、明日12月22日(金)に番外編。上海市の洋食屋『紅房子西菜館』をテーマにします。