「休み」を贅沢品にしない | シンプルに暮らし、自由に生きるための、家と心の整えかた

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誰かに何かを証明するためでも、
お仕着せの価値観に従うのでもない、
自分らしい家と人生を作るためのヒントを伝えていきます。

こんにちは。森岡亜由美です。

 
11日の3人マルシェ。
無事終了しました〜。 
ご来場ありがとうございました!
 

 わたしは10人の方にセッションさせて頂きました。
 
マルシェでのセッションで
多く出てきたテーマが「お休みしてますか?」でした。
  
  
私は、お休みは大きく分けて2種類あると思っています。
 
 
ひとつは、疲労を回復するさせるためのお休み。
ひとつは、心を満たし、やる気をあげるためのお休み。
 
 
言い換えると、元気のバロメーターを
マイナスからゼロに引き戻すお休みと
ゼロからプラスに引き上げるお休みです。
 
 
マイナスからゼロに引き戻すお休みの代表は
寝ること
外食して、料理と後片付けをパスできるのも
この部類に入るでしょう。
なにも考えずにぼーっとするのもそうかな。
 
 
ゼロからプラスに引き上げるのは、
趣味に勤しむこと。
楽しいことをすることですね。
友だちとのおしゃべりなんかもそうです。
 
 
で、私のセッションに来てくださるお客様は
この2種類の「お休み」を、
贅沢品のように考えてる人が多く、
家事や育児や仕事を
完璧にこなす人にだけ与えられるご褒美
のように思っている節があります。
だから、「休んでいいよ」と言われて
ダラダラしたり、遊びに行ったとしても
どこか緊張感を感じていたりします。
 
 
昨日の夜ご飯、レトルトのカレーを出しちゃったのに
次の日、友達とお茶しに行くなんて…とか。
家がちっとも片づいてないのに
夜9時くらいになると眠たくなっちゃって…とか。
「休む」ことに引け目を感じているようなことを
よく口にされます。
 
 
でも、逆なんですよね。
家事も育児も仕事も、心身共にエネルギーを使う行為です。
だから、軽いフットワークで取り掛かり
よいコンディションでやり遂げるためには
事前に、やる人の心と体に、元気がしっかりと
充電されていないといけないのです。
つまり、「休み」が先にあって、
心と体の元気がたくさんあるからこそ
ご機嫌に家事や育児に取り組めるのだということ。
 
 
家事や育児を完璧にやりこなしたから
その報酬としてお休みが与えられるという理屈は
自動車に対して、
1000km走ったらガソリンを給油してあげてもいいですよ
というのと同じです。
 
 
「休む」の内容も吟味することが大切です。
マイナスからゼロに引き戻すお休みばかりで
ゼロからプラスに引き上げるお休みをとるのは
家族に気兼ねしてできないという人も多いですから。
両方、大事です。
そして、休むときは、罪悪感を手放して
しっかり、集中して、休むのがおすすめです。
 
 
すると、家事や育児や仕事を
ご機嫌に、クオリティ高く、しかも早く
やり遂げられることが多いと思います。
 
 
ちなみに、「片づけられない」という方は
「休めない」パターンの人が多いですね。
(本人は休んでるつもりだけど)
罪悪感があって、心から安らげないから
片づけるためのエネルギーが充電されません。
 
 
片づけってかなりエネルギーを使うから
取り掛かる前に、しっかり充電しておくことが大事です。
ちゃんと休むと、
考えずに体が動けたりしますから、不思議なものです。
 
 
さあ、さっさと、休んでしまおう(笑)