他にも私が病気と向き合っていく中で精神的支柱となってくれた方々や出来事はいろいろありますが、入院中の話の続きに戻ろうと思います。
血糖測定やインスリン注射について学び、カロリー制限された病院食や寂しい間食を食べながら血糖コントロールについて学ぶ中、糖尿病についての映像を見る機会がありました。
今なら止めた方が良いと提案する教育ビデオ
何人かで見ていた記憶があるので、院内の糖尿病教室などではないかと思います。
きっと患者が病気を受け容れていく様子を見て勇気づけたかったんだろうなと思うのですが、私には病気とうまく付き合っているシーンではなく、主人公が取ったある行動だけが脳裏に焼き付いています。
えっ!?サッカーボールに注射打ってる!?
インスリン注射が嫌になった主人公は、なんとサッカーボールに注射して打った振りをするのです...
そのときは衝撃的で誰がこんなことをするんだろうと思ったものですが、そんな主人公と似たようなことをまさか自分も将来することになるとは夢にも思っていませんでした。
そして、今もインスリン注射を打つ毎日を受け容れられない人がいるのが現実です。
つづく
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