本当にサンタさんがいるなら | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

今宵は聖なる夜。

クリスマスイブ。

そんな日に、大爆発を起こした私。

おとといから二泊三日のショートだった、ばーば。

ようやく訪れた月に一度のショートの日。

旦那と二人で、ボヘミアンラプソディーを観に行く予定にしていて、ウキウキ気分でばーばをショートに連れて行った。

いつものように、テレビの前の席に座らせてもらったばーば。

いつものように、ばーばのノートと家から持参したティッシュをテーブルに置くと、職員さんが
「いつもティッシュをお持ち下さるんですけど、これだけでは全然足りないんですよ。」
「一日一箱以上お使いになるので。」

一瞬、その言われようにムカっときたけど、ばーばがティッシュを使い過ぎるのは、事実。

だから、こうして家から持参しているのだ。

「じゃあ、今から家に帰って、ティッシュを二箱くらいお持ちしましょうか?」
と、私が言うと
「今回は、こちらでお貸ししておくので、お迎えの時に持ってきてください。」
と言われた。

旦那はこの日、午前中少しだけ仕事に出かけていたので、誰もいない家に帰ると、イライラが加速してきた。

そもそも、ショートでは、オムツやパッドは利用料に含まれているのではないのか?

その中に、ティッシュは含まれてないのか?

ばーばが、使い過ぎなのは百も承知だが、なぜうちだけ自己負担しなくてはならないのか?

考え出したら、腹が立って腹が立って。

そもそも、私は毎日このことでストレスを溜めている。

一晩に、用意しておいたリハパン5枚・パッド20枚を使いきる。

それだけ用意しておいても足りず、ノーパンで寝ていて、シーツがびしょ濡れの日もある。

毎日毎日、来る日も来る日もシーツとパジャマの洗濯に追われ、リハパンとパッドの在庫を確認し、早め早めにAmazonで注文し、受け取り日時には家で待機して。

そんな日が、月に二日だけ、ショートの時だけ、解放される。

それなのに、ショートに連れて行った日にも、同じことでストレスを受けた。

それでも、旦那と一緒だった昨日までは、大丈夫だった。

心の底では、ずっとモヤモヤしていたが。

しかし今朝、旦那は仕事に出かけ、私はショートにばーばを迎えに行く。

ティッシュの箱を持って。

ショートに着くなり、
「お迎えに来ましたが、苦情が言いたいので責任者の人をお願いします。」
と、私。

責任者の人は不在で、対応してくれたのはいつも笑顔の職員さんだった。

その方の顔を見るなり、泣きながら
「母がティッシュを使い過ぎるから、貸していただいていたティッシュをお持ちしました。」
「母がティッシュを使い過ぎることで、デイでもショートでも持参しろと言われ、この二日間、ずっとティッシュのことで頭がいっぱいで。」
「リハパンもパッドも使い過ぎるし、そのことで母を殺してやろうと思ったことだってあります。」

他人には、意味不明だと思います。

たかがティッシュのことで、殺したいなんて。

でも、在宅介護をしていて、介護殺人が起こるきっかけは、こうした些細なことだと思うんです。

ずっとずっと我慢して我慢して、一生懸命頑張って、頑張り続けて。

もう、どうしていいかわからない。

誰も助けてくれない。

対応してくれた職員さんは、優しい言葉をかけて下さり、救われました。

でも、でも、本当にサンタさんがいるなら、

私を解放して








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