私と同じく、実の母親を介護されている方は、50代後半の息子さん。
まだ現役で仕事をされている。
お母様は要介護5。
週4日ショートを利用し、後2日はデイ。
夜間、家で介護するのは週3日とのこと。
でも、寝たきりなので夜中にも体位変換をしなくてはならなくて、それが大変とのこと。
やっぱりね、何が大変って、夜中に起きなくてはならないことですよ。
「いやぁ、体位変換っていっても、転がしてるだけです。」
なんておっしゃっていたが、シーツがズレると褥瘡の原因になるので、ズレないようにきちんとシーツを伸ばされているそう。
摘便も慣れたもので
「ビニール手袋の上にオロナインを塗って、少し水で濡らすとやり易い。」
と、いろいろ工夫をしていらっしゃるようだ。
食事は奥様が作ったものを、ミキサーをかけて食べさせているそう。
いろいろお話を聞いていると、ためになることばかりだけど、これだけのことを息子さんご自身がやっていることが、すごい。
同居している実の親の介護なのに、仕事を理由に奥さんに任せている男性が、未だに多い。
そんな中、主介護者はあくまでも息子である自分で、奥さんはそれをサポートする立場と、明確にされているところが、すごい。
話し方も雰囲気も、とても穏やかな方で、こんな息子さんに介護されているお母様は、きっと幸せなんだろうな、と思った。
要介護5でも、介護サービスを上手く利用することで在宅も可能なんだとわかった。
これからばーばが、どんな風になっていくのかはわからないけど、なんか一つの道筋を示していただいたような気がする。