昨日は、ばーばの担当者会議だった。
また今回も要介護1という判定だったので、
ケアマネ・デイ・ショート・介護用品のレンタル会社の各担当者が我が家に集まり、
ばーばの近況を話してくれた。
各担当者の人がまず最初に口にする言葉はこれ。
「お父様がご一緒だった時と違い、・・・・・」
「お父様がいらっしゃった時は・・・・・」
デイでもショートでも、そして家でも、ばーばはじーじの世話を焼いていた。
じーじが上手く伝えられないことをくみ取り、ヘルパーさんたちに伝える。
例えば、ご飯がもう食べられなくて残す時、じーじは皿をばーばの方にやるだけ。
そうするとばーばが
「もう食べられないみたいだから、下げてくれる?」
とヘルパーさんに伝える。
すべてがこんな感じ。
自分の言葉で相手に要望等を伝えられないじーじに代わり、
ばーばがほとんど通訳のようにしゃべっていた。
認知症になる以前から、めちゃくちゃ世話のかかる父親だった。
ばーばがいないと、全く一人では何もできない人。
特に親戚や近所付き合いなど、他人と関わることはすべてばーば任せだった。
今は、その世話を焼く人がいない。
これはばーばにとってはものすごく辛いことなんだと、
担当者の方たちの話で、改めて気づかされた。
よく子供が巣立った後、何もやる気がおきないことを「空の巣症候群」
というけれど、この世にいないんだから、その喪失感は計り知れないんだと思う。
今までは世話をする側だったのに、今は世話をされるだけになってしまったばーば。
自分の存在意義を見失っているのだと思う。
だから、一人で二役やっているような独り言を言うのかもしれない。
世話を焼ける人がいることは幸せなんだな。
ちなみに私は、子供の巣立ちと同時に在宅介護が始まったので、
「空の巣症候群」にはならずに済んだ。
でも、ばーばは一人になってから他の利用者さんと、
今までよりもたくさん話をするようになったらしい。
これはいいことですね。
レクも機能体操とかもちゃんと参加し、
問題行動も無い優秀な利用者さんみたいです。
ぽちっと応援お願いします
こっちもぽちっとね
人気ブログランキングへ