おはようございます。
爽やかな秋晴れの日曜日の朝、いかがお過ごしでしょうか?
前記事で、「優しい」とのコメントをいただいたひとりっこですが、このブログを書き始めた頃は「混乱・怒り・拒絶」の真最中。
じーじに果物ナイフ投げつけたり、ばーばの手の甲を箸で刺したり、二人を放置して家出したり(日帰りだったけど)。
ブログを書き始める前はもっと酷く、自分の気持ちを言葉にすることもできず、ただ他の皆さんのブログをむさぼるように読んでいた。
毎日泣いて、じじばばに怒鳴りまくり、自己嫌悪に陥り、なにもかもどうでもよくなり、死んでしまおうと思ったこともあった。
家出した時も、高速を違反スピードで走り、このまま事故ったら楽になるんだろうか?と思っていた。
ただ、それらの行動がエスカレートしなかったのは、私には旦那と息子という自分を必要としてくれている、自分の家族がいるという思い。
そして、やはり、じじばばは私の実の親で、幼い頃から私を愛情いっぱいで育ててくれた、かけがえのない大切な存在だ、という思い。
でもね、介護の毎日は、そんな綺麗事で済まされるようなことばかりではない。
昨夜も、7時ごろからぐっすり寝たじーじは、11時ごろから起き出し、ダイニングをウロウロ、玄関をなんとか開けようと必死になっていた。
ばーばはおぼつかない足取りなのに、じーじのあとを必死に追いかけ、
「夜中だよ。出てっていかん。」
と、叫んでいた。
仕方ないので、私が一階に降りていき、じーじにお茶を飲ませ、ついでに睡眠薬も飲ませ、少し落ち着いたところで布団に寝かせた。
それからも四・五回、まるでゾンビのように起き出してウロウロしていたが、薬が効いてきて寝てくれた。
今朝5時半。
ばーばの杖の音で目が覚める。
「出てっていかんと言っとるでしょう。」
なにがじーじを玄関に向かわせるのか、わからないが、6時を過ぎた頃に、一緒に近くのコンビニまでお散歩。
もっと寝ていたかった休みの日曜日。
結局平日と変わらない時間に起きることになりました。
お散歩で疲れ果てたじーじは、またぐっすり寝ています。
私の場合は、私が優しくなったというより、慣れでじーじをうまく操れるようになったことが、介護が楽に感じられる要因でしょうか。
介護は人それぞれ。
苦しくて辛いと感じるなら、慣れが出るほどまで、在宅介護を続ける必要はないと思います。