いよいよ「受容」か | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

よく言われる「認知症を受け入れるまでの4つの心理ステップ」

第一ステップ   「とまどい・否定」


第二ステップ   「混乱・怒り・拒絶」


第三ステップ   「割り切り、または、あきらめ」


第四ステップ   「受容」


今日、ようやく「受容」にたどり着いた気がした。


仕事から帰ると、ダイニングからは明らかな「かおり」。


とりあえず普段着に着替えて、

「じーじ、トイレに行こっか?」


トイレでリハパンを下げると、はい、ビンゴ。


「パンツ汚れちゃったね。よく私が帰ってくるまで我慢してたね。」

「ごめんね。もっと早く帰ってこれれば良かったね。」

「気持ち悪かったね。お尻洗って、きれいにしようね。」


自分の口から出た言葉に、自分自身がビックリ。


えっ?私ってこんなに優しかったっけ?


今までにも、同じことは何度でもあった。


以前なら

「なんでうん○はさんだままで、平気でいられるの?」

「ありえないでしょ?」

「だいたい、ばーばもずっと一緒にいて、なんで気づかないわけ?」

と、二人に怒りまくっていた。

怒ったって仕方ないことは、わかっていた。


でも、

「疲れて帰って来て、なんですぐにうん○片付けしなきゃなんないのよ。」

という、自分勝手な理由で怒っていた。


じーじと同じ空気を吸うことさえ、嫌だった。



それが今は、本当に愛おしく思える。


もうすぐ満90歳になるんだもん。


このくらい仕方ないよ。


自分で歩けて、自分でご飯が食べられて、自分でトイレに行けるだけでも、すごいことだよ。



私自身に気持ちのゆとりが出てきたこともある。


私が優しく接すると、じじばば二人とも、ものすごく調子がいい。



まぁ、まだ怒れてくる日もあるだろう。


でも、少しでも長くこんな日が続けばいいな。




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