BORDER | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

今期のドラマで、唯一初回からずっと見続けていたドラマ、小栗旬主演のBORDER


昨日の最終回は衝撃的な終わり方でした。


誰かがツイートしてたけど、ブラピ主演の映画「セブン」に匹敵するような、残酷な終わり方。


観る者に後味の悪さを引きずらせるような、納得したくないけど納得せざる負えないような最終回。


ドラマ見てない人には、なんのこっちゃって話だけど、

主人公の小栗旬演じる石川刑事が、完璧な正義のため、

越えてはならない一線を越えてしまった最終回。



ドラマを見てて思ったんだけど、介護でも越えてはならない一線を越えてしまう人がいる。


要介護者を手にかけてしまう介護者。


要介護者自身も、認知症と言う病気によって、今まで築いてきた家庭も社会もすべて壊してしまう。


越えてはならない一線を越えてしまう人と、決して越えない人。


その違いは何なんだろう?



今日もニュースでやっていた、一万人を超える行方不明の認知症の人たち。


発見された人の大半は、遺体だったという事実。


テレビには、自分が何者かわからずに何年も老人ホームで暮らしている老女が映っていた。



有り難いことに、うちのじじばばは現実の世界に踏みとどまってくれている。


決して、自分の名前と生年月日だけは忘れない。


まわりの人のことや、今までの記憶は消えても、

自分が自分であるというアイデンティティだけは絶対に失わない。


じじばば二人を見ていて思うのは、自己肯定感が強い。


自分の置かれている環境、今まで自分が生きてきた人生への肯定感を強く持っている。


だから、できないことが増えても、私の親であるという立場から逸脱することはない。


そして私も、「死んでしまえ。」と悪態をつくことはあっても、

決して一線を越えることはない。



人生の最後の時期も、今までの人生の積み重ねによって違いが生じるんだろう。

自分自身も、これでよかったと思える最期を迎えたいな、なんて思う。




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