今期のドラマで、唯一初回からずっと見続けていたドラマ、小栗旬主演のBORDER 。
昨日の最終回は衝撃的な終わり方でした。
誰かがツイートしてたけど、ブラピ主演の映画「セブン」に匹敵するような、残酷な終わり方。
観る者に後味の悪さを引きずらせるような、納得したくないけど納得せざる負えないような最終回。
ドラマ見てない人には、なんのこっちゃって話だけど、
主人公の小栗旬演じる石川刑事が、完璧な正義のため、
越えてはならない一線を越えてしまった最終回。
ドラマを見てて思ったんだけど、介護でも越えてはならない一線を越えてしまう人がいる。
要介護者を手にかけてしまう介護者。
要介護者自身も、認知症と言う病気によって、今まで築いてきた家庭も社会もすべて壊してしまう。
越えてはならない一線を越えてしまう人と、決して越えない人。
その違いは何なんだろう?
今日もニュースでやっていた、一万人を超える行方不明の認知症の人たち。
発見された人の大半は、遺体だったという事実。
テレビには、自分が何者かわからずに何年も老人ホームで暮らしている老女が映っていた。
有り難いことに、うちのじじばばは現実の世界に踏みとどまってくれている。
決して、自分の名前と生年月日だけは忘れない。
まわりの人のことや、今までの記憶は消えても、
自分が自分であるというアイデンティティだけは絶対に失わない。
じじばば二人を見ていて思うのは、自己肯定感が強い。
自分の置かれている環境、今まで自分が生きてきた人生への肯定感を強く持っている。
だから、できないことが増えても、私の親であるという立場から逸脱することはない。
そして私も、「死んでしまえ。」と悪態をつくことはあっても、
決して一線を越えることはない。
人生の最後の時期も、今までの人生の積み重ねによって違いが生じるんだろう。
自分自身も、これでよかったと思える最期を迎えたいな、なんて思う。
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