6月になりました | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

今日から6月。


なのに、なんでこんなに暑いの?


さすがの我が家のじじばばも、「暑い」ということを理解したようです。


でも、決して部屋の窓を開けようとはしません。


ドアも全部閉めています。


暑いけど、窓を開ければ風が入ってきて、クーラーをつけるほどではないのに。


理由は、泥棒に入られるから。


私が家に居るのに、絶対に窓は開けません。


ちなみに泥棒に入られたことは、実際にはありません。


でも、二人の記憶には泥棒に入られていろんなものを盗まれた記憶が、

まざまざと刻まれているようです。


仮想の泥棒が盗んでいったものは、じじばばの記憶です。


いろんなものが盗まれたのではなく、いろんなものを置いた場所の記憶が無くなっていただけです。


例えば、定期預金の証書は便せんの中に隠されていました。


盗まれないように対策を施したのでしょうが、隠した本人が忘れていたのでは話になりません。


私は実の娘で、母親の習性は良くわかっていたし、

隠しそうな場所は見当がついていたので、探し出すことができましたが

そうでなければ難しいと思います。


庭で盗まれたとじーじが言っていた枝切りハサミは、6本も見つかりました。


「ない。盗まれた。」と言ってはテレビショッピングで次々と買っていたようです。


あの過去の混乱時期から比べると、今は手はかかるものの、なんと落ち着いたことか。


そういえば、じーじを怒鳴りつけることもほとんど無くなりました。


この間体調を崩して以降は、着替えもトイレもほとんど私の介助なしではできなくなっていますが、

自分でわけがわからないまま好き勝手やっていた時とは違い、

笑顔で「ありがとう。」と」言ってくれます。


まぁ、私のことを誰と認識しているかは定かではありませんが。


ヘルパーさんだと思っているのかな。


数日前、ばーばも寝る前に私に

「すいません。トイレが部屋に置いてないんだけど?」

と言ってきました。


家では、じじばばの部屋とトイレはすぐそばなので、ポータブルは使っていません。


ショートの時は夜間のみポータブルにしてもらっているので、混同したようです。


自分の家とショートの部屋との区別もつかなくなっているのであれば、

在宅にこだわる時期ではないのかもしれませんね。


こうやって、段々こだわりが無くなっていき、わからないことが増えていくんだろうな。


なんか、少し寂しい気がします。



あ、そうそう、若者の次男はすっかり回復し、すでに遊びに行っています。


若いってすごい。


あのパワーは羨ましいくらいです。





ぽちっと応援お願いします

にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ
にほんブログ村



こちらもぽちっとお願いします


人気ブログランキングへ