壊れちゃった | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

昨夜はなんだか大変だった。


私がというよりは、同じ部屋で寝ているばーばが。


例によって、夕食後ひと眠りしたじーじは、私たちが寝ようとする午後11時くらいから、

覚醒モードに入る。


ちっとも寝ようとしないじーじに業を煮やしたばーばが、四点杖の音を響かせリビングにやってくる。


「じーじが全然寝てくれん。」


仕方がないのでじじばばの部屋に行き、電気を消し、じーじに

「もう遅いから、ちゃんと寝てよ。」

と言って、布団をかけると

「はいはい。わかりました。」

と素直に寝た。


しかし、これは完全なる狸寝入り。


私が出ていくと、すぐさま起きだし、リビングに行ったり部屋に戻ったり。


ばーばが

「布団かぶって寝て。」

「電気消して寝て。」

と、何度も繰り返している。


と、そのうち、ばーばが壊れ始めた。


「うわぁ~」


と、大声を出して叫び始め、ついに何やらわけのわからない歌を歌い始めた。


これはいかん、と思いまた一階に下りていき、じじばばの部屋に行くと、

煌々と部屋の明かりを点け、なんとテレビを見ていたじーじ。


水戸黄門にもお相撲にも、ほとんど興味を示さなくなっていたじーじ。


見ていた番組は、なんと、なでしこジャパンの試合だった。


食い入るように画面を見ている。


じーじにサッカーがわかるのか?


なんか、とっても一生懸命テレビを見ているので、テレビを消すのが忍びなく

「じーじはほっといて、ばーばは寝てればいいよ。」

と、ばーばに声をかけた。


でも、そんな部屋の状況では眠れるはずもなく、ばーばは抵抗するかのように大声で歌う。


そして、私も眠れるはずもなく、試合が終わった頃、テレビと電気を消しに行ったのだが、

それからもしばらく、じーじの覚醒とばーばの歌声は続いた。



寝不足の月曜日の朝。


いつも起きる時間になっても、ちっとも起きてこない次男。


起こしに行くと、熱っぽくうるんだ目で

「暑い。」


熱を測ると、なんと39度9分。


まだ、入社して間もないというのに、病気による欠勤をした次男です。


ホント、どいつもこいつも。


病気で寝込みたいのは、私のほうだ。




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