昨夜はなんだか大変だった。
私がというよりは、同じ部屋で寝ているばーばが。
例によって、夕食後ひと眠りしたじーじは、私たちが寝ようとする午後11時くらいから、
覚醒モードに入る。
ちっとも寝ようとしないじーじに業を煮やしたばーばが、四点杖の音を響かせリビングにやってくる。
「じーじが全然寝てくれん。」
仕方がないのでじじばばの部屋に行き、電気を消し、じーじに
「もう遅いから、ちゃんと寝てよ。」
と言って、布団をかけると
「はいはい。わかりました。」
と素直に寝た。
しかし、これは完全なる狸寝入り。
私が出ていくと、すぐさま起きだし、リビングに行ったり部屋に戻ったり。
ばーばが
「布団かぶって寝て。」
「電気消して寝て。」
と、何度も繰り返している。
と、そのうち、ばーばが壊れ始めた。
「うわぁ~」
と、大声を出して叫び始め、ついに何やらわけのわからない歌を歌い始めた。
これはいかん、と思いまた一階に下りていき、じじばばの部屋に行くと、
煌々と部屋の明かりを点け、なんとテレビを見ていたじーじ。
水戸黄門にもお相撲にも、ほとんど興味を示さなくなっていたじーじ。
見ていた番組は、なんと、なでしこジャパンの試合だった。
食い入るように画面を見ている。
じーじにサッカーがわかるのか?
なんか、とっても一生懸命テレビを見ているので、テレビを消すのが忍びなく
「じーじはほっといて、ばーばは寝てればいいよ。」
と、ばーばに声をかけた。
でも、そんな部屋の状況では眠れるはずもなく、ばーばは抵抗するかのように大声で歌う。
そして、私も眠れるはずもなく、試合が終わった頃、テレビと電気を消しに行ったのだが、
それからもしばらく、じーじの覚醒とばーばの歌声は続いた。
寝不足の月曜日の朝。
いつも起きる時間になっても、ちっとも起きてこない次男。
起こしに行くと、熱っぽくうるんだ目で
「暑い。」
熱を測ると、なんと39度9分。
まだ、入社して間もないというのに、病気による欠勤をした次男です。
ホント、どいつもこいつも。
病気で寝込みたいのは、私のほうだ。
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