今日の夕日に気づく | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

土曜日はとても暖かかったので、久しぶりにじーじとお散歩。


この時はまだ、じーじの後ろの桜は一分咲きといったところ。



一緒に歩いてみて、じーじはやっぱり、ものすご~くゆっくりしか歩けない。


この間徘徊した時は、いったいなぜあんな遠くまで歩くことができたのか?


不思議でならない。



今日、いつものように晩ごはん、晩ごはんと焦って準備をしていた私。


これまたいつものように6時きっかりにダイニングに現れたじーじ。


まだ晩ごはんできてないいんだけど、とイラっとした私に

「きれいな夕日だなぁ。」

とじーじ。


日が長くなってきたので、西側のカーテンを閉めていなかったので、

夕日が良く見えていた。


いつも時間に追われ、家事をこなすことで精いっぱいな私。


夕日を見ることなんかなかった。


じーじは私に、こんな素敵な夕日の存在を気づかせてくれました。


認知症だから何もわからないのではない。


何気ない日常の中で、普段となんら変わらない夕日を、

きれいだと感じる心を、じーじは持っています。


もちろん、薬物療法が必須なくらい大変な認知症の方もいます。


でも、認知症だからといって、人間性を否定すべきではないはず。


こんなふうに、認知症のじーじと接することができるようになったのも、

私自身の気持ちが落ち着いているからだと思います。


そして何より、じーじの認知症の段階が進み、これまでの暴言・介護拒否・徘徊・こだわりが少なくなり

穏やかな状態になったから。


明日は仕事が休みなので、じじばば連れて花見に行ってこようと思っています。






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