ばーばの記憶って | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

今日の昼過ぎ、1時半頃、新入社員の子が、
「◯◯さん(私の名字)、お家の◯◯さん(私の旧姓)からお電話です。」
と電話をつないでくれた。

や~な予感のまま、電話に出ると、やっぱりばーばからで
「じーじがうん◯もらしたから、替えのパンツはどこにある?」
という電話だった。

リハパンの替えはトイレの中にも置いてあるんだが、買い置きしてある場所を教え、電話を切った。

今日は月末・週末でとても忙しく、早退できる雰囲気ではない。

でも、電話に不慣れな新入社員に、きちんと私の名前と自分の名前、関係性まで伝える事ができたばーばに感心し、大丈夫だろうとタカをくくって、そのまま定時まで仕事を続けた。

この間のトイレの惨状を思い出し、帰りたくはなかったが、大急ぎで家に帰る。

覚悟を決めて玄関を開ける。

あれ⁇臭わない。

リビングに入っていって、クンクンしてみるが、臭わない。

じじばばの部屋に行き、
「ばーば、電話ありがとね。じーじのうん◯まるけのパンツとかはどこ?」と聞くと
「何の事⁇私があんたの職場に電話した⁇なんで⁇」

お話にならない。

昼食後のドタバタの後、昼寝をしたら、それまでの記憶は綺麗さっぱり無くなったらしい。

空いた口がふさがらないまま、トイレを確認するが、この間の惨状の形跡はない。

じーじのお尻も確認するが、うん◯まみれでは、全くない。

一応じーじのリハパンを替えようと、ズボン・モモヒキと脱がせると、あらあら、モモヒキにうん◯がついている。

でも、大量ではない。

新しいリハパン・モモヒキ・ズボンに着替えさせる。

と、ここまでの様子から想像するに、二人で私が用意しておいた昼ごはん(ちょっと今日の気候には向かない、そうめんだったが)を食べた。

大をもよおしたじーじが、慌ててトイレに行く。

間に合わなかったのか、リハパンが汚れたので脱ぐ。

替えのパンツがどこにあるかわからないので、ノーパンのままモモヒキを履く。

じーじが、パンツがないと騒ぐ。

じーじにとってのパンツとは、布パンの事で、リハパンはパンツとして認識はできない。

仕方がないので、私に電話をしたのだろう。

携帯にも着信が三件入っていた。

じーじが徘徊をしなくなって(できなくなって)から、ばーばが私の職場に電話してくる事は無かった。

今回、ばーばがちゃんと電話がかけられる事がわかった。

でも、いったん寝ると記憶が全部飛ぶ事もハッキリした。

人間の記憶って不思議。







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