変わりゆく近所 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

世の中景気が上向いてきたせいか、我が家の近所でも新しい家の建築ラッシュだ。
かつては田んぼだった所も、今では新しい家がびっしりと立ち並んでいる。

我が家のある団地は、私が生まれた約半世紀前に造成された住宅地だ。
当時土地を購入して家を建てた人は、今はもうみんな年寄りだ。

既に家を売って息子や娘の所に行った人もいる。
そういった土地は、新しい家が建っていたり、駐車場になってたりしているからいい。

問題は空き家が多い事だ。

昔ばーばが一緒に買い物に行ったり、井戸端会議をしていた人たちは、ほとんどいない。

私たちが一緒に暮らすようになってからの数年の間にも、一人暮らしをしていた年寄りが施設に入った為、空き家になっている家が何軒もある。

早くに奥さんを亡くし、一人暮らしをしていた近所のおじいさんは、毎年夏に熱中症になり、救急車で病院に運ばれていた。
昨年、身よりもない事から施設に入所されたらしい。

どんどん変わっていく近所の風景。

我が家のダイニングから見える近所の様子に、
「最近は歩いて買い物に行く人がおらん。」
「あそこの家は娘二人もいたのに、母親一人よう面倒みんで、施設に入れやがった。」
「あそこん家は、80過ぎたおばあさん一人ほっといて息子夫婦は顔も見せん。」
と、ばーば節炸裂。
「空き家ばっかで、物騒でかなわん。」

確かに物騒なのは困るが、よそ様の事までとやかく言わなくても。

そして何より困るのは、このばーば節は毎日毎日繰り返される事。

ばーば節炸裂に、うんまみれ尿まみれのトイレ、じーじのうん⚪付きの手による被害、毎日エンドレスで繰り返される日常。

変わりゆく近所のように、我が家も変わりたい。

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