呪い、再び | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

週末から長男が就活の為、こっちに帰って来ていた。
今は実家がこっちにあるが、彼にとっては高校まで生活した北関東が故郷なんだろう。
ここは実家というより、小さい頃から何度も来ていた「ばーばん家」だ。

ばーばも孫がいるとハイテンションだ。いつものぽけ~っとした感じはなく、頭がフル回転しているみたい。

しゃべる、しゃべる。本当に機関銃のよう。
話の辻褄もちゃんと合っている。

しかし、ばーばの呪いは娘だけでは飽き足らず、孫にまで向けられた。

長男と話していた内容は
「あんたは長男だで、親の面倒を最後まできちんとみないかん。」
「嫁さんは顔はどうでもいいで、まじめで良く働く子で、親を大事にする子でなきゃいかん。」
「金遣いの荒い女はもってのほかだ。」
というもの。

そして極め付けは
「あんたのお母さんみたいに、仕事もして家の事もちゃんとして、親の面倒もみる子を嫁さんにもらわなあかん。」

お褒めに預かり光栄ですが、私は運命だと思い、仕方なく今の生活をしているだけなんですけど。

ばーばは決して怒らない。
常に褒める。

でもねぇ、たまに会うだけの関係ならとってもいいんだけど、毎日一緒に暮らすと、褒め言葉の裏にある下心が見えちゃうんだよね。

ばーばの見栄と虚栄心を満たす為、勉強も頑張り、仕事も頑張り、介護も頑張ってきた。

ばーばが亡くなるまで、その呪縛が解かれる事はないだろう。

でも、私の息子たちにまで呪いをかけないでくれ。

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