じーじのこだわり 雨戸 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

じーじとばーばが二人で暮らしていた家、つまり私の実家は、築45年が経過しぼろぼろのゴミ屋敷と化していた。
 
家の中は物(ほとんどゴミ)であふれていた。 足の悪いばーばに代わり買い物担当となっていたじーじは、毎度同じものを繰り返し買ってくる。
 
乾電池は100個以上、キンチョールは26本、目薬・便秘薬は各30個以上、せっけん・ゴミ袋は3年分以上。(決して誇張ではない)
 
菓子パン・お菓子が山積みされ、冷蔵庫は扉が閉まらないほどぎゅうぎゅうづめ。むろん賞味期限の切れたものばかりだ。
 
毎日毎日買い物に行き、お金の計算ができないので常に万札をレジに出し、小銭はビニール袋に詰めておく。老人二人暮らしの生活費は、毎月軽~く30万を超えていた。おかげで預貯金は底をつくことになった。
 
夕方5時になると家じゅうの雨戸を閉め、宅配の晩ごはんを食べる。

これがじーじの日課だった。
 
雨戸は家じゅうゴミの山なので、中からは閉めることができない。 外に出て、庭から閉めていたのだ。この習慣が今でも消えない。
 
建て替えて新築になったにもかかわらず、外から雨戸を閉めようとする。 雨戸じゃなくてシャッターなのに。しかも一か所は電動シャッターなのに。
 
部屋の中で指一本で閉まるのに、庭に出て脚立にヨロヨロよじ登り閉めようとする。
 「危ないからやめて。」と言ったところで理解できない。
 
最近になりようやく家の中から閉めれることを学習した。

しかし、時間だけは今でも守られている。
 
冬場はいいが夏場はたまったもんじゃない。真夏の5時に家じゅうの雨戸を閉められた家。

うちはサウナか?


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