じーじのファッション | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

今朝はじーじと不毛なバトルを繰り広げてしまった。


こだわりの強いじーじーは、毎日同じ服を着る。着た切りスズメだ。


大正生まれだからか、自分はまだ会社に行っているつもりでいるからか、必ずカッターシャツ(ワイシャツ)を着る。


なかなかボタンも自分ではめられないくせに、ほかの着やすい服を買っても着てくれない。


先日バーゲンでじーじー用にフリースを買った。

今日はデイサービスの日なので、さっそく新しいフリースをこだわりのカッターシャツの上に着せてみた。


なかなか似合っている。


しかーし、デイサービスの車を待つ間、何か気に入らないらしく、フリースを脱ぐじーじ。


「あったかいよ、かっこいいし」と着せる私。


また脱ぐじーじ。むきになって着せる私。


またまた脱ぐじーじ。またまたさらにむきになって着せる私。


不毛なバトルはデイサービスの車が到着するまで六回も繰り返された。


呆れ顔で、知らんぷりしているばーば。


やっぱり長年連れ添っているだけ、賢いよ、ばーばは。


二人がデイサービスに出かけた後、冷静に考えてみると、じーじーは柄物が嫌だったんだ。普段無地の服しか着ていない。


いろんな色がまざった柄物のフリースは、認知症で白内障のじーじには、どんなふうに見えていたんだろう。きっと、何か恐ろしいものに見えていたに違いない。


今度は無地のフリースを買おう。

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