今朝はじーじと不毛なバトルを繰り広げてしまった。
こだわりの強いじーじーは、毎日同じ服を着る。着た切りスズメだ。
大正生まれだからか、自分はまだ会社に行っているつもりでいるからか、必ずカッターシャツ(ワイシャツ)を着る。
なかなかボタンも自分ではめられないくせに、ほかの着やすい服を買っても着てくれない。
先日バーゲンでじーじー用にフリースを買った。
今日はデイサービスの日なので、さっそく新しいフリースをこだわりのカッターシャツの上に着せてみた。
なかなか似合っている。
しかーし、デイサービスの車を待つ間、何か気に入らないらしく、フリースを脱ぐじーじ。
「あったかいよ、かっこいいし」と着せる私。
また脱ぐじーじ。むきになって着せる私。
またまた脱ぐじーじ。またまたさらにむきになって着せる私。
不毛なバトルはデイサービスの車が到着するまで六回も繰り返された。
呆れ顔で、知らんぷりしているばーば。
やっぱり長年連れ添っているだけ、賢いよ、ばーばは。
二人がデイサービスに出かけた後、冷静に考えてみると、じーじーは柄物が嫌だったんだ。普段無地の服しか着ていない。
いろんな色がまざった柄物のフリースは、認知症で白内障のじーじには、どんなふうに見えていたんだろう。きっと、何か恐ろしいものに見えていたに違いない。
今度は無地のフリースを買おう。
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