じーじのこだわり 玄関 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

じーじにとって、夜の玄関は常に明るくなくてはならないらしい。


以前の二人で暮らしていた家では、じーじの好きなようにできた。一晩中電気をつけておけばよかった。

誰も文句を言う人はいない。


しかし今は、娘夫婦と同居している以上、私たちの考えと折り合いをつけていかねばならない。


建て替えた今の家は、玄関の電気は人感センサーつきだ。人を感知して自動で電気が点灯する。

むろん、人がいなくなれば電気は消える。少しでもエコと省エネを考えてのことだ。


認知症の人は新しいことを覚えることができない。


リビングのドアは一部すりガラスになっているので、玄関が電気がついているかわかる。


玄関の電気が自動で消えると、じーじはリビングのドアを開け確認する。人感センサーのおかげで電気は点く。


しばらくすると、また電気は消える。またじーじはリビングのドアを開け確認する。


延々とこの行動が繰り返される。ブチ切れた私の金切声が発せられるまで。


認知症の人に合わせるほうが介護はしやすい。それは頭では分かっている。

たかが玄関の電気くらい好きにさせればいいと思う。


でも、できない。

なんで、なんでもかんでも認知症の人に合わせなくちゃならないの?

どうして、私たちは我慢ばかりしていなきゃならないの?


じーじのこだわりは、まだまだ続く。



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