今の二人(じーじ編) | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

じーじは今、驚くほど落ち着いている。


じーじなんて、ほんわかとした呼び方が似合ってきたのも最近ことである。


ここまで来るには、幾多の試練の道をかいくぐってきた。


大事に育てた一人娘(私)から、ナイフを投げつけられたこともあった。

孫に襟首を掴まれ、殴られそうになったこともあった。

八時間も徘徊し続け、警察に保護されたこともあった。


まず、他人とコミュニケーションが取れない。これは認知症になるずっと前からのこと。

唯一じーじが信用しているのは、自分の妻、ばーばだけだ。

お酒を飲まないこともあり、親戚の集まりでも、さっさと食事だけ済ませ、自分たち夫婦だけ先に帰る。

非常識極まりない。


私たち娘夫婦が孫を連れて帰省しているときでさえ、一緒に食卓を囲むことはない。

自分だけ自分の部屋で勝手に食べている。


そんな人が、今娘夫婦と同居し、食事はちゃんとダイニングテーブルで食べている。

ただし、私の旦那と口をきくことは全くないが。


着替えも手伝いが必要なのだが、「ありがとう」とお礼を言えるようになった。


素晴らしい。


いよいよあの世行きか?と勘ぐりたくなるくらいだ。


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