「増補 本屋になりたい」

宇田智子さん

高野文子さん・絵

ちくま文庫




先日読んだ「古本食堂」の


後ろの〈本書に登場する書籍・参考文献〉を見ていたら、高野文子さんの名前があって、興味がわいて

「本屋になりたい」を読みました




宇田智子さん、東京の巨大新刊書店員さんから、沖縄の小さな古本屋さんになられたんだそうです


(「新刊書店」…古本屋さんではなく、普段「書店」と言っている本屋さんのこと。この言い方初めて知りました。)


元々は、ちくまプリマー新書という若い人に向けての本屋さんについての本だったようですが、

元本より7年を経て大幅加筆されたそうです


どんどん読みました


小説ではなく、

漫画でもなく

宇田智子さんという人の実際の話で

その考え方や言葉が直接胸に響きました 


「読書って、本文を読み通すだけじゃないのかもしれない。」

「本はそんなに堅苦しいものではないし、読まずに置いておくだけでもいい。かつての私に、私の友だちに、そう伝えたい。本は苦手だという人にも、敬遠せずに店に来てもらいたい。ときどき触ってみたり読みたいところだけ読んでみたり、音楽を流すようになにげなく本がそばにあったら、と願っている。」



少し前に読んだ「正解のない雑談」の中で

書店「Title」の店主の辻山良雄さんが

「積ん読」にも意味があるとおっしゃっていて

それに通じると思いました





「『ちくまプリマー新書』へのあとがき」に

宇田さんが編集の人に誰にイラストを描いてもらいたいですか?と聞かれて、無理でもせめて気持ちだけは伝えておこうと思い、高野文子さんと答えたとありました

引き受けてくれたと聞いた時、泣きそうになったとありました


そこを読んだ時、

宇田智子さんが高野文子さんに描いてもらいたいと思ったから

この本に出会えたんだなと思いました

高野文子さんの絵ということから

私はこの本を知り、宇田智子さんという人を知ることができました


良い本に出会えました



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