福島に行って来ました② | ラブクイリング

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ペーパークイリングを通して東日本大震災被災地の支援を行っています。

今回訪問させて頂いたのは富田幼稚園。


理事長先生自らお出迎えして下さいました。



今回福島へ伺って何よりも良かったのは、理事長先生のお話をたくさん伺うことが出来たということでしょうか。
先生はあの震災の数日前に起こった余震のような地震の時から始まる震災の記録を本当に細かく記載し保管をされてました。

地震が起こった時の対応。
先生は何度も無我夢中だったと仰ってました。
命をかけてでも子供たちを守るんだ!という想い、伝わりました。

最初は地震の対応に追われすぐに原発への対応へと移ってくる。
奥羽大学の先生と連携し、子供たちを守るために何をしたら良いのか。何度も何度も勉強会を行い、父兄からはアンケートを取り、困っていること、不安な事を聞き、対応する。
除染もいち早く自分達で行ってしまう。。。凄い行動力です。
でも、今までそれを人に話すことはなかったそうです。
口に出すことが出来なかったらしい。
本当に凄いお話をたくさんありがとうございました。

そして先生が守ったのは子供達だけではなく、そのお母さんや園児の兄弟たちでした。
今日もランドセルを背負った小学生達が「ただいま~!」と言いながら幼稚園に帰って来ていました。
こちらの幼稚園は、卒園したら終わりではないんですね。

先生から色々お話を伺った後、子供達が待つホールのようなところに案内してもらい、子供達とご対面。

先生が私をご紹介して下さり、子供達の前でお話をしました。
そして、全国のラブクイリングの皆さんが頑張って集めたお金を可愛い代表者さんにお渡し。



子供達に混ざって記念撮影。



最初は引いてた子供達も「髪の毛触っていいよ~(´∀`*)」というとみんな嬉しそうに触りに来てくれました。

考えたらこの子達は震災の時、1歳2歳3歳くらいだったのかな。
お母さん達、そんな小さなお子さんを抱えて本当に大変な想いをされたでしょうね。

みんなお行儀良くて元気な子ども達。

理事長先生が仰って下さったのは、寄付のために足を福島まで運んで下さったことが何よりも有難いと。。。

寄付を頂くことはこれまでもあったそうなんですが、実際幼稚園まで届けに来ることはあまりないらしい。
行くことによって子ども達の印象に残り、自分達が外の方に良くしてもらったという記憶が残ることが何よりの財産と仰って下さいました。


瞳硝子