その力丸さんのお友達が除染作業の現場監督のようなお仕事をされているということで、実は前回も作業の見学をさせて頂きました。
今回もまた作業風景を見学させて頂いたんですが、今回の現場は農家のとても広いお家でした。
ショベルカーで表面の土を削り取りトラックに積み、敷地内にある用意した穴に運びます。
穴はあらかじめ何層にもなったシートが敷いてあり、最後にそのシートで丁寧に汚染土を包み埋めます。
これが取り除かれるのだから、おうちの方も安心しますよね。
削られた表面には用意してきた砂利や土を敷き詰め、綺麗に均します。
福島にはこの作業をする業者さんがたくさんあり、県外からも多くの人がこの作業のために仕事にきているそうです。
そんなにたくさんの方がこの作業に関わっているのに、全然いつ終わるのか先が見えてこない。
家が終わったら今度は道路に取り掛かるのかな。
けれど、この作業を行うとほとんどの方がとっても喜んで下さるそうです。
見た目も本当に綺麗になりますからね。
ただ避難地域の作業があまりはかどっていないそうで、そういうところの作業は人が住んでいるところとは格段に作業が大変らしい。
大きな雑草や野生化した動物、蛇なんかもたくさんいようだし。
例えば除染作業が出来たとしても、そんな風になってしまった町をもう一度人の住める場所にするのは本当に大変な事だと思います。
色々な想いもありますが、作業現場はとても明るく、写真撮りまーす!というと、ポーズをとってくれました。
瞳硝子