歯医者通いの記録⑪ | Sweet☆Smile☆Everyday

Sweet☆Smile☆Everyday

2006年12月16日に結婚⇒2010年10月13日に待望の第一子となる長男を出産☆☆そして2015年3月3日に次男誕生☆☆現在は専業主婦として男の子2人の育児に専念中です!!

Sweets大好きで、イライラしても次の日には忘れちゃう、そんなお気楽な私と息子達の日常を綴ってます♪

ずいぶん引っ張ってしまいましたが、歯根端切除術を受けて、実際どうだったかを振り返りたいと思います。

 

 

1:麻酔目

 

先生に、「とにかく使用できる上限まで打ってください」とお願いしましたが、恐らく3本分くらい使ってくれたと思われます。まずは表面麻酔から。その後注射器で麻酔を入れていきますが、まぁ我慢できる範囲だと思います。歯と歯茎の際や、上唇付近、歯の裏側、とにかく広範囲に打っていました。嚢胞がある部分だけけっこう痛かったです。うぅ・・・・と思わずうなってしまう痛みでした。それ以外はチクチクする程度です。15分くらい、しっかり効果が出るまで待ちました。

 

 

2:歯茎切開ハサミ

 

麻酔が効くのを待つ間に、切開線を決める相談が行われました。(詳しくは歯医者通いの記録⑨をご覧ください)その後、多分、ですが、切開線の印を歯茎にかかれたような気がします。麻酔を十分に効かせて、切開線のマーキングが終わると、オペスタートとなります。私は歯茎の切開を1番恐れていましたが、痛みはまったくなかったですウインクでも切られている感覚はわかりました。縦切開から入り、歯2本半分くらい際をなぞるように切開したと思います。その後歯茎をめくっていくのですが、歯の際をめくりあげるときに歯をガリガリされた感触が気持ち悪かったですチーン1週間たったいまでもあの感触は覚えていて、このオペで2番目にいや~な思いをしました。しつこいようですが、痛みは全くありません合格切開からめくるまで、体感で10分もかからないくらいだったと思います。

 

3:骨にトンネルをあけるあせる

 

私の場合はすでに骨が溶けて穴があいていたため、視野確保のためにその穴を広げます、とオペ前に言われましたが、これはまったく分かりませんでした。よくドリルで穴を、とか、焦げ臭いにおいが、とか見かけますが、ドリルを使われた気配もなければ、焦げ臭いにおいもまったくしなかったです。もしかしたら先生が思っていた以上に骨が溶けていて十分に患部が見えたのかもしれませんが、なにも言われなかったのでこの作業をされたかどうかもわからないです。

 

 

4:嚢胞を掻き出す真顔

 

個人的に、このオペで1番恐怖だったところです。歯根部分にこびりついた嚢胞のかたまりを取る作業だと思うのですが、なんの器具を使ってるかは分からないものの、イメージでは工具のノミみたいなものなんじゃないかな?それでひたすらガリガリと削りとるんですが、1年くらい鎮座していた嚢胞だからしつこいのか、先生も取るのに苦労されたようで、すごい力がかかるんです。歯が折れるんじゃないか、ほお骨とかもヒビが入るのではないかと思うくらい、とにかく圧がすごい。M先生1人では無理だったのか、途中で助教授の先生に交代していたと思います。そしてなんとなく鈍い痛みが私をさらにビビらせます。麻酔の効きが足りなくて痛いのか、圧がかかって痛いのか分かりませんが、とりあえず左手をあげ、痛い意思表示をし、少し麻酔を追加されました。オペの中で1番時間がかかった作業だと思います。30分?40分?体感ですが、けっこうな時間を費やしたように思います。怖くて怖くて私は汗びっしょりあせる先生から、「お、きれいに取れたね~」と言われた時には心底ほっとしました笑い泣き

 

 

5:歯根端切除歯

 

私の場合は、3mmくらい切除したようです。これも何をされているか全くわかりませんでした。いつの間に??という感じです。振動とかも含めて何も感じませんでした。M先生と助教授の先生が、どれくらいカットするか話していた記憶はあります。そして、マイクロスコープが登場したのも覚えています。(むしろやっと登場したか、みたいな感じ知らんぷりもしかしたら、もっと前から登場していたかも?)助教授の先生が、「ここからはマイクロスコープをしっかり使うこと」と学生さんに話していて、M先生がピントがうまく合わない、なんかぼやける、と言って、助教授の先生にバトンタッチしたのも覚えています。助教授の先生が、肉眼や拡大鏡でやれる箇所と、マイクロスコープをうまく使ってやる箇所のポイントを学生さんに説明していた気がしますが、ちょっと定かではありません。

 

 

6:逆根管充填花

 

助教授の先生の、「逆根充セット持ってきてー」という指示を聞いて、おお、いよいよか、と思いました。セットがあるらしいです。

 

このオペの成功を大きく左右するとても重要な部分ですね。中にはやらないところもあるそうですが、私は紹介元の歯医者さんと衛生士さんから、逆根管充填はマストです!!と言われて紹介を受けたので、逆根管充填はやってもらえるのならばやってもらったほうがいい工程なのだと信じています。ここもマイクロスコープを使っていたと思います。歯根の端っこを3mmくらいカットしたあと、根っこの先からお薬を詰めるために、内側にむかってくぼみを作ります。この作業はほとんど痛くなかったですが、何回か「いてっ」と感じる時がありました。でも麻酔追加はされませんでした。我慢はできるレベルです。けっこう時間かかっていたと思います。M先生が「出血がある」「あそこ、出血ない?よく見てみて」と何回か言っていました。助教授の先生が、学生さんに「ボスミンガーゼ持ってきて」と指示を出していました。ボスミンガーゼってなんだろう?とか、完全に止血されていないとダメなのかな、とか考えていました。くぼみができたら、MTAセメントというものを入れていきます。ここも時間かかっていました。M先生がきれいにやりたいから、と丁寧に慎重にやってくださっていました。助教授の先生から、「OK、いいね、きれいきれい」という発言が聞こえたときに、あとは縫うだけか・・・と、ほっとして、どっと疲れがチーン

 

 

7:縫合ウインク

 

M先生と助教授の先生が「あとは縫って終わりですよ」と声をかけてくれました。このときに麻酔がそろそろきれるかな?ということで、2ヶ所くらい追加されました。この縫合もまぁまぁ時間かかりました。でも追加麻酔の効果もあり、全く痛みはありません。縫われているという感覚すら分からなかったです。まず、歯2本半分の際のところから縫っていたと思います。それから縦切開の部分を縫合だったと思います。何針だろう・・・分からないですが、けっこう縫うんだなと思った記憶があります。きっちり縫いすぎると腫れやすい?らしく、すこし圧抜きのスペースを残す、みたいな会話が聞こえましたが、どの部分のことなのかよくわかりませんでした。顔にかけられた布の隙間から糸が見えますが、髪の毛より細い黒い糸でした。私は裁縫が本当に苦手で、雑巾すらまともに縫えないから、あんなに細い糸で、しかもよく見えにくい歯茎を縫合できるなんて、歯科医の方はすごいなぁと、尊敬の気持ちで横たわっておりました。

 
 
 
以上が私が感じた、歯根端切除および歯根嚢胞摘出手術の流れと、個人的見解と感想です。時計をみたら15時20分でしたので、ちょうどぴったり2時間でした。見学していた学生さんがかわるがわるねぎらってくれて、嬉しかったです照れそういえば、学生さんは、↑の各工程ごとに、なにやら写真や動画を撮影していたようでした。ときどきフラッシュたかれて、布越しても「まぶしいショック」となったので。私のオペが何かのお役にたてるならどうぞどうぞ、という気持ちです。オペ後に、M先生が摘出した嚢胞を見せてくれました。ホルマリンに漬かっている憎き嚢胞は、歯と同じくらいの大きさで白くて、なんか・・・脂肪の塊みたいな、思っていたより大きかったです。これがずっと私を悩ませてきたのか、と思うと、何とも言えない気持ちになりました。助教授の先生のお話しでは、
 
「悪性ではないでしょう」
 
とのことで、生検には出さないそうですが、M先生は嚢胞の正体が気になるらしく、しきりに
 
「なんだろうこれ。生検にだしたいな。膿っぽくもないし、正体不明ですね。しかし、おっきいな。」
 
と言っていたのがちょっと面白かったですニコ
 
先生方によーくよーくお礼を言い、お会計へ。本来ならここでレントゲン撮影するらしいのですが、もう疲れたでしょ?と助教授の先生が気遣ってくれて、翌日の消毒のときにしましょう、ということになりました。お会計は、9500円くらいです。ロキソニンと抗生剤の値段も含みます。あんなに大変なオペなのに1万円もいかないなんて、割に合わないのだろうなと思いました。M先生から、もういつ麻酔が切れてもおかしくないので、ロキソニンをすぐに飲むよう言われ、薬局でお水をもらい、その場で飲みました。旦那に車で迎えに来てもらっていたのですが、帰り道歯茎がどんどん痛くなり、けっこうきつかったので、迎えにきてもらって正解でした。食事は食べられるならOKと言われましたが、とてもそんな気分になれず、プリンとおかゆをチビチビと、丸飲みしておしまい。歯磨きは右側だけにして、と言われたので、右側だけそーっと歯磨き。寝る前にロキソニンを追加で飲み、とくに痛みでおきたりすることもなく朝までしっかり寝ることができました。術後の経過は別記事でまとめますひらめき電球
 
 
 
ガーンおまけウシシ
2時間のオペは、未知の恐怖との闘いで、頭の中で、事前に調べたオペの工程をと照らし合わせて、今●●しているところかなぁなんて考えながら、ただひたすら成功しますようにと祈るしかなかった私ですが、1つだけ面白かったことがあります。それは、オペで使う器具を、先生が最初は診察台横づけの台の上から取っっていたのに、オペが進むにつれて、器具をどんどん私の喉の上に置いていくことキョロキョロ意図的なのか、無意識なのかは分かりません。器具1つ1つは、そんなに重くないと思うのですが、3本、4本、5本、と増えていくとそこそこ重みを感じますてへぺろ苦しくて息ができないとか、そういうことはないですが、私の喉の上で器具をとったり置いたり、先生がせわしなくオペをされているのを想像しながら、自分が作業台代わりになれるくらい、2時間おとなしく動かず耐えられた証だな、なんて、感じたのでした。