久し振りの涙 | 北風のきまぐれ日記

北風のきまぐれ日記

北海道在住/母の闘病日記でしたが、元の気まぐれ日記に変更
気まぐれに更新します

今日は地元神社の秋祭りでした

暑すぎず、寒すぎず、ちょうどいい天気だったと思います。

 

町内会でお祭りに参加していた時は、お祭り終了後、我が家にみんな集まり

2次会を開くのが恒例でした。何年間も続いていた2次会。本当に楽しい時間でした

母の葬儀の時、司会進行をしていた町内会の方がその事を参列者に向かって話し、

途中、涙で声を詰まらせました。

葬儀に参列し、お祭りの2次会に参加したことがある人は泣きながら帰ったのを覚えています

 

2018年、ちょうどお祭りの3日前に胆振東部地震が発生し

全道ではほとんどの祭りが中止・・・

そしてそのあとはコロナ禍によりお祭りなど人が集まることは全て中止となりました

一昨年、小規模による神輿渡御のみを行い、母が見たお祭りはそれが最後でした

昨年のお祭りの時は、肩の手術でちょうど入院中だったので見ることができませんでした

 

自宅は国道に面しているので、必ず神輿渡御の列は必ず家の前を通ります。

ちょうど家の前が広く、時刻も夕方なので日陰になり、腰かける場所も多数あり

ひと休みするには一番いい場所らしく、みなさん腰を下ろし、少しの間休息を取ります

 

今年は喪中なので、家の前でひと休みせず、少し場所をずらして休憩していました

私は家の前までは出ず、玄関先で皆さんに頭を下げ、挨拶だけしていました。

すると宮司さんが私を見つけ小走りで駆け付けてきました。

ずっと母の事を気にかけてくれ、今でも線香をあげに来てくれる宮司さん。

思わず私は「母さんにお祭り見せてあげたかった」と言って泣いてしまいました

なぜか涙が止まらなくなってしまい、ずっとタオルで拭いていました

すると宮司さんは「母さんの写真みたいんだ。持ってこれる?」と言うので、仏壇の所にある

写真を持って宮司さんの所に行きました

「俺も母さんに見てもらいたかったんだ。もう少し早くに写真出しといてって言えばよかった」

宮司さんは写真の中の母に「母さん、お祭り来たよ」「もう少しで終わるけど見守っててよ」

と言い、その言葉にまた涙を流してしまいました。

 

母が亡くなってから、あまり涙を流さなかった私ですが、今日はお祭りの色々な事を思い出し

寂しさがいっぱいになってしまいました・・・

 

 

今年は残暑が続いていますね。

北海道もいつまでも日中の気温が高く、夜になっても扇風機のお世話になってます

天候も今まであまりなかった、突然の大雨で道路が冠水したりする地域も…

 

どうぞ皆さま、お身体に気をつけて、天候がおかしくなってもすぐ対応できるように

防災の備えなどしてお過ごしください。