49日法要を終えました | 北風のきまぐれ日記~母のがん記録~

北風のきまぐれ日記~母のがん記録~

北海道在住/気まぐれ日記から題名を変更
母が膀胱がん告知、現在抗がん剤治療中。記録として残していきます。

早いもので、母は49日を迎えました

父、私と旦那、親戚夫婦、そして生前、母と特に親しくしていただいた方々に案内を出し

法要を営みました。

 

皆さん、母との色々な思い出があります。

1番最初に来た方は「温泉に行くとお互いの背中を流し合いをするけれど、私の背中は広すぎるから、母さんはふっふって汗流して擦ってくれたんだよね」

次々集まってくれる方々から、母の思いで話を聞けて楽しい時間でした。

 

読経が始まると父はずっと泣きっぱなしでした。

私が10年前、兄の49日法要の時と全く同じです・・・

兄の49日法要の時は私が泣きっぱなしでした・・・

 

今思うと、父は母の最期を看取れず、私は10年前兄の最期を看取れず・・・

きっと看取れなかった事の悔しさというのか、悲しさというのか、どう表現したらいいのか

わからない感情が込み上げてきていたんだと思います。

 

今日の法要はお寺の若坊さんが来てくれました。

跡継ぎとして、数年前から我が家にも月参りに来てくれることもあります。

若坊さんは小さい頃、住職に連れられてお参り来たことがあると話していました。

住職同様、小さい頃から母にお世話になりっぱなしだったので、亡くなったと聞いて

本当にビックリしたそうです。

亡くなった母が家に居た時、若坊さんもお参りに来てくれて、お参りをする前と後と

「お顔を見せてほしい」と言って母の顔を見てくれました。

 

住職も若坊さんも昔から知っていて、住職はお通夜の席の説教で、母が学生の頃

同級生だった伯母の所によく遊びに来ていて、自分の事をあだ名で呼んで弟のように

可愛がってくれたこと参列者の前で話してました。

若坊さんも今日の法要のあと、住職と同じく小さい頃から母に可愛がってもらい

「お寺でお参りがある時、みんな若って呼ぶけど、お母さんと娘さんはあだ名で呼んでくれて

僕はそれが何だかホッとして、月参りでうちに行ってと言われると、ちょっと嬉しくなる」と

話してました。

私は「ずーっと○○ちゃんと呼ぶよ」というと「お願いします」と言って笑っていました。

 

会食中も、みんな母との思いで話を話し、笑いながら楽しい時間を過ごしました。

母もきっとみんなで楽しい時間を過ごす事が好きだったので、あの時間もきっと側にいて

「その話は教えないでー」と思っていたかもしれませんね。

 

49日で一区切りになります。

納骨はお盆に行うので、もう少しだけ側にいてくれます。

一区切りと言うけれど、なんだか寂しい気持ちがいっぱいで…という方もいました。

こればかりは月日が経たなければ・・・そんな気持ちでいます。

 

49日法要を無事に終え、これからはいつもの生活に戻るかな?と思いつつ

まだまだやることもあったりして、バタバタするかもと不安なったり・・・

体調に気をつけながら、頑張っていきます。

 

あっ、そういえば、土曜日は昼からお休みをもらって札幌に前のりしました。

前日は長男と食事、次男はバイトの終わる時間が遅く、翌日のランチを一緒にしました。

久しぶりにゆっくりできたので、また頑張れます。

 

皆さんも、抗がん剤治療が効きますように。