観光先は主人に任せたら、耕三寺へ連れて行ってくれました。
ここは初代住職・耕三寺耕三が、母親の菩提寺として昭和11年より30年余りの歳月をかけて建立した、浄土真宗本願寺派の寺院です。
極彩色の堂塔は、どこかで見覚えがあると思ったら、日光東照宮や平等院鳳凰堂、法隆寺に石山寺など、日本各地の有名な寺院の建築物をモチーフにしていました。
それでも国登録有形文化財に指定されているものも多く、鮮やかな建物が青空に映えて綺麗でした。
見どころがたくさんあり、1400円の入館料は、お値打ちに感じました。
これだけの寺院を一代で築いた人物に興味が湧いたのですが、神戸の出身で、溶接工から実業家・発明家となって成功したそうです。
瀬戸田出身の母の死後に得度して、母の故郷に寺院を建てた訳ですが、このように親孝行な人だから、ここまで成功したのかもしれないと思いました。