16時に大砲の音がしたので見に行くと、グランドハーバーを望むアッパーバラッカガーデンに着きました。
バレッタは城壁と海に囲まれた城塞都市で、空砲ですが今でも毎日2回大砲が鳴り響きます。
夕食の予約は18時15分で、ゆっくりバスで行こうと思っていたら、バス路線を控えて印刷しておいた地図を忘れたことに気付きました。
スマホが使えないので途方にくれましたが、前払いでタクシーを呼んでくれる有難いサービスを見つけたので、窓口の男性にレストランの名前を言うと、彼のスマホで検索してタクシーを手配してくれました。
マルタにはミシュランの星付きレストランが5つあり、事前に全部検索して見てみたのですが、「BAHIA」はコリンティアパレスという5つ星ホテルに入っているので、迷わず行けるだろうと思って選びました。
ホテルまでは20ユーロ(約3271円)でしたが、事前精算で車のナンバーも分かるので安心でした。
ホテルのロビーでWi-Fiのパスワードを教えてもらって、スマホも使えるようになりました。
店名の「BAHIA」は柑橘類の名前で、今回は平日の18時45分まで予約できる50ユーロのお得なコースをお願いしました。
スターター、メイン、デザートは街の名前をテーマにした2種類から選ぶことができ、私がニンニクと辛い物が苦手だと伝えると、カレーソースを別添えにしてもらえました。
漁師町マルサシュロックをイメージしたというスターターは、魚とキュウリをヨーグルトとマヨネーズのようなソースで和えてタルトに載せたものと、キヌアのマリネで、別々でも一緒に食べても良いとのことでした。
始めはミシュランレストランらしい斬新な美味しさを感じましたが、食べ続けると酸味がきつくなってきました。
パンはオリーブオイルをたっぷりつけていただくと美味しかったです。
キリスト教の聖地でもあるセント・ポールズ・ベイの名前が付いたメインは、白身魚にマスの卵とマヨネーズが添えられて、別添えのカレーソースはなくても食べられました。
香ばしく焼かれたカリフラワーは、また食べたいと思える味でした。
ゴゾ島ビクトリアの名前が付いたデザートは、チョコレートケーキにシリアルとチョコアイスが載っているもので、テーブルで山羊のミルクが掛けられました。
最後に小菓子が供されて、紅茶と一緒に味わっていただきました。
お会計は、ミネラルウォーターと紅茶も入れて61ユーロ(約9977円)で、チップの欄はありましたが、何も言われず精算になりました。
帰りもホテルでタクシーを呼んでもらったら、料金は到着地払いで10.1(約1652円)ユーロだったので、チップも入れて11ユーロ渡そうとしたら、10ユーロでいいよと言われて、割引になってしまいました。
マルタは治安が良く、運転手さんもフレンドリーで感じのいい人ばかりでした。