夕食は、客室でいただきました。
お品書きには「陽春を彩る 弥生の一献」と書かれていました。
食前酒は、香りの良い緑茶梅酒でした。
焼河豚白子おこわにキャビアと吉野餡を掛けて柚子で蒸した進肴は美味でした。
飯蛸、白魚、鮑に、胡瓜と大徳寺麩の辛子酢味噌掛けも、何とか食べられました。
三重産蛤と徳島筍、鳴門若布の煮物椀は、春を感じる味わいでした。
島根産天然平目と北海道産本鮪の造里、淀大根と浜坂産松葉蟹、袱紗湯葉の焚き合せ、菜の花ソースでいただく甘鯛唐墨射込み、河豚唐揚げと蕗の薹など、料亭旅館の味を堪能しました。
黒毛和牛サーロインは、自分で焼いても柔らかく食べやすかったです。
兵庫県但馬産コシヒカリは、ちりめん山椒や塩吹き昆布でいただきました。
甘味は杏仁豆腐黒蜜掛けと和三盆ジェラート、ダイスフルーツで、後味も良かったです。
夜食のゼリーは食べきれず、翌日にいただきました。