出張中の水曜夜。
気温マイナス15℃。
北海道の音更(おとふけ)町にて。
この日は、出張先(生産委託先)でお世話になってたTさんという方が3月に定年退職(66)されるとのことで、いつものK部長、S海さん、Cさんと一緒に慰労会をすることに
定年を迎えるTさんは昔ながらの職人肌の方で、仕事に対する姿勢が物凄く真っ直ぐ。曲がったことが大嫌い
仕事現場での存在感、信頼感がビシビシ伝わってくる方だった
そんな昔気質なTさんを自分は尊敬し、10年来の付き合いになったわけだが、いつも話す内容は仕事のこと、そして野球のこと
どっちも熱い
でも、一緒にご飯食べに行ったことなかった。だって、Tさんの勤務時間は朝3時~昼2時くらいなんだもの。。。
今回の仕事の案件が一区切りしたら、定年退職のTさんに会うことも難しくなると思い、S海さんを通じてこの会をセッティングしていただいた
Tさんは自分とメシ食べに行くのを凄く楽しみにして下さっていたようで、仕事中に何人もの方から、
「今日Tさんとご飯食べに行くんでしょ?」
って聞かれ、Tさんが周りの皆さんに言いふらして(?)いたことが微笑ましかった
Tさん、野球が大好きで、ご自分がやるだけでなく、大好きが行き過ぎて、全国クラスの審判の1級資格も取得されていた
枕元にはルールブックなど野球関連の書籍が山積みらしい
数々の野球大会で全国を駆け回りながらジャッジをし、その熱いハートで青少年へ野球の情熱も伝えてたみたい。
Tさんは高校野球も大好きで、選手だけでなく有名監督の指導方針なども研究されており、帯広から車で札幌方面や、遠くは秋田まで行って練習を観たりしてたらしい
野球好きとは知ってたが、まさかここまでとは知る由もなく、次から次へと驚愕の野球マニアっぷりを披露され、次から次へとジンギスカンを食べながらも、色んな意味でお腹はいっぱいになっていった
大食漢のK部長と共に、何人前食べたかわからないほどの肉と大盛ご飯を食べつつ、留まることを知らないTさんの野球談義、そして仕事への想いを拝聴していた
Tさんは数十名を束ねていたのたが、あまりに実直過ぎて、もしかしたら多少煙たがれてたのかもしれない。
若手の育成に悩みを持ちつつ定年を迎えることに少しばかり寂しさを滲ませていたが、何に対しても真っ直ぐなTさん、自分は本当に尊敬し、心から
「お疲れ様でした!」
って言った
分厚い職人さんの堅い手と握手。
そして、少しばかりのお礼として、東京から酒飲み用のオシャレな「おちょこ」を用意してきたのだが、、、
↑
宿にて撮影
・・・
Tさん、、、
コーラ飲んでるや~ん!!
酒飲めないんか~い!!
ズコーっ!!
・昭和の男
・昔気質
・職人肌
・野球好き
↑
酒飲みと思い込んでた自分が情けない
もちろん、このプレゼントは出さなかった
出張帰りに、確実にお酒大好きないつものタクシー運ちゃんにあげよう
代わり(?)に、Tさんには自分の手作り革財布を後日作ってあげることにした
Tさん、本当にお疲れ様でした!!
あと1日、お仕事ご一緒しましょう
Tさんとはここで別れ、
K部長らと2次会、3次会へと。。。