私が学生をしていた四十代に『はりねずみ』と呼ばれる人がいた。
「何故はりねずみなの?」と聞いてみたら近寄ったら怪我をするということだった。
確かに、「時間ある?」と聞かれて「あるよ」と言ったら夜中まで付き合わされる。
翌日は寝不足という事態に。
今はりねずみはいるかと聞かれれば、何匹もいると答えなくてはならない。
力加減の分からない人たちと一緒に生きているから。
髪の毛を切られる。体当たりで倒される。蹴られる。つねられる。
仕方ないと諦めるわけにはいかない。
自分が怪我をしないようにしなければならない。
大人にもこのような人がいることはたしか。
体当たりはしないけれども、やることが遅過ぎて他の人に迷惑をかける。
本人は全然反省することはないときているから始末に負えない。
それでも、じっと家にいることはない。
積極的に世の中に飛び出していく。そして時々怪我なんかしたりする。
短く太くという人生ではなかった。もうすぐ70歳になるから。
しかし、はりねずみだけには気をつけたい。あなたの周りにもいますよ(*^_^*)