類は友を呼ぶ② | 札幌 宮の森 自然治癒力アップセンターのブログ

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前回の続きです(長いです)。。。


ただ、いくら自分がプラスのエネルギー満タンで自分の進みたい道を選択した時でも、環境が悪い職場への配属、ギスギスとしたクラスに入ってしまう事もあります。それはそれで自分に与えられた試練なのでしょう。そして、それをどう自分の力にしていくか考える事が重要なのです。

私が以前、バンクーバーで特殊メイクの専門学校に入学しようとした際、地元の人(英語が母国語、高卒以上の方)は授業料を払えば入学する事が出来たのですが、私の場合、日常会話以上の英語力はもちろん、文化の違いなどから私が授業を受けることが可能かどうかをはかるための面接が必要だと言われました。

そこは、バンクーバーの中でも一番厳しく、諸外国からわざわざ入学する生徒もいるほど、質が高く厳しいのが有名な学校でしたので、とても緊張しましたがどうせ行くのなら一番といわれる場所で学びたいと思い、勇気を振り絞ってディレクターとの面接に向かいました。幸いな事に、面接には合格し、無事入学となったのですが、入ったクラスが女性特有の陰湿な所(〃∇〃)が全面に出ていて、情報交換も出来ない、話さない、食事も一緒には摂らない、学校の先生への態度がとても悪い、文句ばかり、意地悪な質問を先生にする。。。など残念な事に良い人たちばかりではありませんでした(ノ_-。)。使いやすそうなブラシを購入してきた子がいて、他の生徒がどこで買ったの?と聞いても答えてもくれません、聞こえてないふりをするのです。良い意味でのライバルにすらなれないような環境のクラスに私は入ったのです。

新鮮な気持ちと、これから新しく学べる環境にウキウキしてプラスのエネルギーたっぷりでしたが、そういう事ももちろんあるのです。それは試練だとも思い、出来るだけ頑張りましたが、こんなに悪い環境に毎日自分を置いておくという事に疑問を持ち始め、思いきって3学期目で学校を辞めました。そして違うヘアメイクの専門学校をいろいろと探し始めました。

少なからず、脱落者という気持ちが自分の中にあったので、大変勇気が要りましたが、やっぱりここの先生から学びたいという気持ちの方が大きかったので、勇気をもって同じ学校に再入学することに決めました。

3学期目までは修了していたので、4学期目からの入学でも良いと言われましたが、他の生徒と仲良くなりたかったですし、復習のためにも1学期目から始めました。今度のクラスは本当に仲が良く、情報交換の嵐♬、プライベートでも仲が良かったです、そうするとクラス全体にまとまりが出来るので、学ぶスピードも早く、質の高い質問が飛び交い、プライベートでも練習し合えるクラスでした。皆妥協する事無く、遅刻する事も無く(1分でも遅刻を3回すると退学)本当にレベルの高いクラスの入る事が出来たのです。

最後の学期(特殊メイク)の際、幸運な事にハリウッド映画のヘアメイクをやっている先生が担任になりました。現場での出来事、準備しておくべき事、学校の授業だけでは学べない事ばかりでした。そして卒業間近のある日、先生が、『あなた達がここまで深く学び、質問が出来るクラスにいるという事に感謝するべきね。』と話し始めました。『以前教えたクラスで私はとても残念な思いをしたわ。クラスの環境も悪かったし、教える事が大変だったし、彼女たちには失望すら覚えた、もう二度とあんなクラスを教えたいとは思わないわね。』ご存知のように、日本人より感情をはっきりと伝える国民性なので、もっときつい言葉を使われていました。話しを聞いていくと、それは私が思いきって辞めたクラスの事だったのです。

それを先生に伝えると『奈緒子、あなたは人生で最高の決断を下したわね、辞めて大正解よ。あのクラスの子たちは結局なにも学べていなかったわ。』と話してくださいました。

日本人は耐え忍ぶ…を重んじる心があるせいか、私は自分に脱落者だというレッテルを貼っていた所があったので、その先生の話しを聞いて心が晴れやかになったのを今でも覚えています。私がした選択は間違っていなかったのだと心から思えたからです。

そして、そのクラスに香港から学びに来ていた子とは、今だによく連絡を取り合い(ちょうど昨日もSkypeで2時間も話しました♬)何でも話せる約10年らいの親友にも出会えました。

自分のした選択が間違っていたかどうかよりも、その後に、その選択が正しかったと言えるような道を自分なりに築いていくことが大切なのでしょう。

同じ学校に2度も入学させてくれた両親には感謝の言葉しかありません。
ありがとうございます♬